作詞に参加したキーは「作詞陣が多い。願っていた結果を得るまで、多くの努力があった。ところどころに明るいだけの文章や単語があったので、そこを僕が少し変えたけれど、その程度の参加だとしても、とにかく参加したら名前(クレジット)を入れなければならなかった。SMエンターテインメントから法的に問われるのを恐れたようだ」と冗談を言い、「実際、僕は作詞に参加したと言うには恥ずかしいし、自分の曲だから好きなポイントを修正したまでだ。作詞いただいた方々の多くの要素をすべて残しておいた」と謙虚な姿勢で語った。

タイトル曲「Pleasure Shop」のミュージックビデオが初公開された後、この日のMCを務めた元Phantomのハンヘは、曲と映像の完成度について好評した。これをうけてキーは「嬉しい。毎回全力で準備している」と笑顔を見せた。

今回のアルバムの満足度に関する質問には「実は100%満足したアルバムではなかった。僕は、できれば数十億ウォン(約数億円)を使いたかったけれど、事務所と意見の相違が生まれてしまう」と言い、笑いを誘った。続けて「後悔はないと思えるくらい、しっかり決めて準備した。僕ほどの経歴なら、予算を減らすのではなく、どんどん予算やクオリティを上げていくのがファンの皆さんへの礼儀だと思う。もう関係者同士でよく理解し合っているので、僕がキーワードを言ったら、それぞれ考えてみて、再び集まって話をする。マーケティングの方法に対する会話もしながら、今回のアルバムを制作した」と伝えた。

キーは「ウェルメイドアルバムという言葉をいただけたら嬉しいけれど、『キーはよく頑張っているね』と言われるだけでも嬉しい。いつも自分の中にある何かを取り出してお見せする、それが僕の競争力だと思う。僕の中にあるものをお見せする、そのような歌手を夢見ている」と明かした。

また「僕は時代にとらわれず、常に活動している歌手だと思われたい。SHINeeのメンバーだから、『SHINeeっぽい』ものをあえて外すことはしない。その時の僕が聴いて良いと思い、時代に後れをとらない音楽をメンバーと一緒に探そうとしているので、(所属事務所の)スタッフの方々も一緒に一生懸命に探してくださるようだ。(時代が変わっても)ダサくない音楽をする歌手だと言ってくださることに感謝している」と語った。

歌唱にとどまらず、作詞、アルバムコンセプトの構成など、制作全般に積極的に関わってきたキーは「MBC『私は一人で暮らす』でお見せしたように、僕はレトロが大好きで、実際に(様々なコンテンツを)消費するほうだ。僕もアルバムを作る時、世界中の人々に見られると考えるのではなく、僕を応援してくださる方々が楽しくなければならないと思っている」と話した。

続けて「他のK-POPファンの方々が見た時に、『あれは面白い』という考えに広がってくれたら嬉しいなと思いながら始めた。僕のものを好きになってくださる方々が、時間とお金をかけて消費してくださるのだから、僕も同じ消費者としてもったいないと感じないように、精魂を込めて準備している」と付け加えた。

キーのソロカムバックは今回で7回目だ。2008年にSHINeeのメンバーとしてデビューした彼は、17年目に突入しても変わらず、メンバーと共に音楽、ダンス、ファッションのすべての部分で、トレンドをリードするコンテンポラリーバンドとして好評を得ている。グループ活動にとどまらず、2018年に発売した1stフルアルバム「FACE」を皮切りに、これまで7枚のソロアルバムをリリースし、音楽の幅を拡大してきた。本業である音楽だけでなく、tvN「驚きの土曜日」、MBC「私は一人で暮らす」などのレギュラーメンバーとしても活躍中だ。