兵庫県議会が内部告発された斎藤元彦知事(46)への不信任決議を全会一致で可決したことを受け、斎藤氏は20日、自身のX(ツイッター)に「(今後について)大きな、重い判断になります。しっかりと考え、決めます」と投稿した。
県によると、斎藤氏はこの日は県庁に登庁せず、自宅などで公務にあたった。週末の3連休は公務の予定が入っていないという。
斎藤氏らによるパワーハラスメント疑惑などが告発された問題で「県政は停滞と混乱を極めている」として、県議会(定数86)の全議員86人は19日、斎藤氏に対する不信任決議案を提案し、全会一致で可決された。
斎藤氏は可決から一夜明けた20日午前にXを約3週間ぶりに更新し、「県政が今の状況になっていること、県民の皆様にご心配やご不安を抱かせてしまっていること、心からお詫(わ)びします」とも書き込んだ。
斎藤氏は29日までに県議会を解散するか、あるいは辞職・失職をするかの政治判断を迫られている。【栗田亨】