今週末の愛知県は天気が崩れることが必至だ。曜の中京競馬場の天気予報は傘マークが並び、芝ダートともに道悪は避けられそうにない。そこで神戸新聞杯の出走馬の中から、ドボドボ馬場で浮上する馬を探りたい。
道悪ということで、多くのファンが評価を上げるのはメイショウタバルだろう。確かに重馬場の毎日杯は圧巻だった。まずまずのペースで逃げながら、メンバー中最速の上がり3Fをマークして6馬身差の圧勝。したがって道悪適性には太鼓判を押せる。ただ、不安材料もある。それは中京芝2200mという舞台の特性だ。もともと差し有利のコースだが、道悪になっても同じことがいえる。12年に中京がリニューアルオープン以降、このコースの重~不良馬場、かつ14頭立て以上で行われたのは8鞍。その脚質別成績を見ると、逃げ馬が[0-2-0-6]と苦戦している一方、上がり3Fが2位以内の馬が[5-3-3-5]の好成績を残している。それだけに逃げ馬のメイショウタバルにとって向くコースとは言いづらい。
代わって推したいのは、道悪適性があり、かつ末脚を使える馬だ。人気馬ではメリオーレムとバッデレイト、伏兵陣ではゴージョニーゴー。さらに決め手を秘めるサブマリーナなどに注目したい。