[画像] 6年契約最終年「ZOZOチャンピオンシップ」の後釜はどこ?日本開催にこだわるPGAツアー会長は奔走中

 これが見納めになるのか。

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 ゴルフファンが毎年楽しみにしている「ZOZOチャンピオンシップ」が10月24日から千葉県印西市のアコーディア・ゴルフ習志野CCで開催される。米PGAツアーは現在、来季のシード権を懸けた「秋季シリーズ」に入っており、トッププロは今月26日からの米国選抜対世界選抜対抗戦の「プレジデンツカップ」までは休養中。その後も彼らは年明けまで公式戦には出場せずほとんどがオフシーズンとなるのだが、今年もZOZOには2021年大会覇者の松山英樹(32)やディフェンディングチャンピオンのC・モリカワ(27)、今年メジャー2冠のX・シャウフェレ(30)、米ツアー15勝のJ・トーマス(31)、W・ザラトリス(28)、R・ファウラー(35)ら日本でもお馴染みの選手が多数参戦する。

 昨年は4日間で約3万人の来場者があり、最終日は1万人を超えた。2人で60万円弱のVIPラウンジプラン(駐車券付き)などの高額チケットも飛ぶように売れ、毎年全国から熱烈なファンが会場に足を運ぶことで知られる大会だ。ただし、国内で開催される唯一のPGAツアー(日米共催)は、今年で最後になるかもしれないのだ。

 大会関係者が言う。

「19年から始まったこの大会は6年契約なので、今年が最後になります。ZOZOは契約を更新するとの方針を示しておらず、米PGAツアーは新規スポンサーだけでなく、成田や羽田空港近くで開催コースも探しているようです。PGAツアーのモナハン会長は、日本やアジア市場を重視しているので、日本開催は継続する考えを固めていますが、PGAツアーは、為替変動はあるが賞金総額だけで日本円で13億円前後もかかる。モナハン会長は日本開催にはこだわりがある。単独での主催が難しければ、複数企業の主催も考えているかもしれません」

 6年連続参戦となる松山は「21年大会でたくさんの声援に後押しされ、素晴らしい雰囲気の中で優勝したことは、いまでも決して忘れられません。今年はPGAツアーで2勝し、また、パリオリンピックの銅メダルを日本に持ち帰ってプレーすることができます。母国のギャラリーの前でもう一度勝てるように全力を尽くします」とコメントした。来季開催が未定だけに、松山の優勝を現地で見たいファンは多いのではないか。

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 大きな盛り上がりを見せるPGAツアーとは対照的に、国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。なぜこんな事態に陥ったのか。いったい誰が「元凶」なのか。

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