「ベンタスシリーズ」といえば、米ツアー選手のフィードバックから生まれた、PGAツアー使用率ナンバー1のシャフトです。プロゴルファーやアスリートゴルファーに大人気のシャフトですが、新作の「24 ベンタス ブルー」はアマチュアでも打ちこなせるベンタスです。
PGAツアー使用率1位のブランドだけど
HS40m/秒のアマチュアでも打てる!
「初代」と「TR」の中間タイプ
「低スピンヘッドと相性がいいし適度なつかまり感があります」
先端剛性は初代より硬い
低トルクの中元調子でも「棒」のような感覚ではなく、ある程度のしなり感があるのでヘッドスピード40m/秒前後でもボールが高く上がりますし、つかまりもいい。
性能としては初代「ベンタス ブルー」と「ベンタス TR ブルー」の中間的な印象です。
ベンタスの特徴でもある先端部分のねじれ剛性を抑制するベロコアプラステクノロジーは、さらに強化したことでミスヒットしたときでも初速が落ちずに曲がり幅も抑えてくれます。
試打した印象としては「ちょっとヒールかも」「少しトゥかな」と思っても打球が、ほぼストレートに飛んでくれました。
ドライバーからアイアンまでそろえると効果大
やさしさ満点!しなりが大きくても低トルクだから芯に当たる
「6年振りの待望のリニューアル。クセがない挙動で打ち出しを高くしてくれる」
フジクラ史上最小トルクを実現
「24 ベンタス ブルー」も打ちやすくなりましたが、それでも難しいと感じた人にオススメしたいのが「ダイヤモンド スピーダー」。前作から6年ぶりのリニューアルになりますが、個人的にも待望のシリーズの新作です。
フジクラ史上、最小のロートルク設計なのにしなりが大きいので飛距離性能が高いし、とにかくやさしい。楽に振っても飛ばせるのが1番の魅力ですね。
それと、フィッター目線で待望だったのが、ドライバー用だけではなく、FW用、UT用、アイアン用までラインナップされていて、クラブセットとしていい流れを作れるようになったこと。
6年前は、最初にドライバーとFW用が発売されて、UT用とアイアン用を望む声が多く、2年後に追加発売されましたが、今回は最初から4つのカテゴリーがそろっている。
ドライバー用が気に入った人はFW用、UT用、アイアン用までそろえると、バランスのとれたセッティングになってスコアアップにつながるでしょう。
いかがでしたか? 大人気シャフトメーカー・フジクラの「24 ベンタス ブルー」「ダイヤモンドスピーダー」を手に取ってみてください!
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
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構成=野中真一、編集部
写真=田中宏幸
協力=ジャパンゴルフスクール