エンジェル・シティ(米女子1部)のFW遠藤純が17日、左膝前十字靭帯断裂の負傷から7か月の経過を受けて「もどかしい毎日だけど一歩一歩、確実に」と現在の気持ちを伝えた。

 遠藤は日本女子代表(なでしこジャパン)として臨むパリ五輪アジア最終予選の直前だった2月に重傷を負い、代表メンバーからの辞退を余儀なくされていた。その後は2度の手術を行いながら復帰に向けたリハビリを続けている。

 それでも遠藤は「まだ先が長い」とインスタグラム(@jun_soccer524)に綴り、正直な思いを告白した。

「時々その大きなプロセスを完全に受け入れることができずにいます。毎日少しずつの成長を感じます。けどそれは本当に少しだけです。だから焦りと不安、怖さやサッカーができない悔しさでまだ涙を流す時があります」

「正直もう一度プレーする自分の姿を想像することはできていません。でも私は必ず復帰してこの無念を晴らすために日々努力しています。当たり前に歩くことができなかったあの日。座って食事をすることができなかったあの日。試合を見ることができなかったあの日。日常的な当たり前のことができなかったあの日。今でも全てを鮮明に覚えています。まだ復帰の過程にいるけどそれらは私のサッカー人生においてたくさん涙を流させました」

「サッカーがしたくてもどかしい毎日だけど、毎日が学びで、毎日が楽しくて、毎日が幸せと感じます。私がフィールドでプレーしていなくても私のジャージを着用している姿を目にします。それは私を泣かせます。全てが当たり前ではありません。小さなことにも感謝することを忘れません」

 その中で今月にはエンジェル・シティと2027年までの契約延長が決定。遠藤は「私がフィールドに戻るのはまだ先かもしれません。でも私を待ってくれてる人のために私はそこに戻るつもりです」と意気込みを示した。

 また「同じ怪我で悩んでる人達に私の姿を見て一緒の頑張ろうと少しでも手助けできれば」と復帰までの過程を引き続き投稿していく姿勢を示し、「フィールドに戻れた時にこの怪我が私を強くしてくれたと自信を持って言える日までベストを尽くします」と伝えている。