日本サッカー界のレジェンドである本田圭佑が、メディアを嫌う理由を語った。

本田は、石橋貴明と三田友梨佳をMCにして新たに始まったスポーツブルの配信『石橋とアスリートが盛り上がって三田』に第一回のゲストとして登場し、これまでのキャリアを振り返った。

番組中に街の声が紹介され、「完璧主義者でこだわりが強い」という印象を持たれていた本田。ただ自身は他の選手たちに比べると「全然緩い」という。

世間の印象とのギャップについては「メディアが嫌いなんで。それが(イメージの)理由かもしれない」と自己分析し、「カメラを向けられて、囲み取材とかをされると『今日はどんなこと聞いてくんのかな』って態度が出ちゃう」と話した。

そこから本田は、メディア嫌いになった理由を滔々と語った。

「メディアの何が嫌いかは明確で。視聴数を稼ぐために面白いところだけを切り取るところ。それで全然話が変わっちゃう。本質的な話が全部エンタメの一瞬のものに切り替えられているというところがあるんで。すごく付き合い方を気を付けてきましたよね」

「中途半端に喋らないとか、逆にこういう場所でしっかり話させてもらうとか、または報道番組でノーカットのLIVEに出させてもらう。なかなか切り取りが難しいじゃないですか。そういうところでは基本的には話すようにしているんですけど、自分がすごくアウェイな感じの場所とか、どうにでも切り取って面白おかしく繋げられるかもなみたいなところでは、『全然話が変わるんだろうな』ってなるのが嫌で。そういう感じのスタンスで付き合ってきました」

話したことの一部分を切り取って繋げられたものが、意図とはまるで違うものになってしまうことに憤りを感じているようだ。

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本田の話を神妙な面持ちで聞いていた石橋は、「じゃあこの番組も全てノーカットでお送りいたします」と笑いを取りつつノーカットを約束。本田を取材したことがあるという三田も「(実際に話してみると)イメージがガラッと変わりました」と話していた。