9月15日放送のバラエティ番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)での発言が、またしても「世間とのズレ」を指摘されてしまった “芸能界のご意見番” こと和田アキ子。
和田は、8月11日放送で、パリ五輪やり投げ金メダリスト・北口榛花選手のことを「トドみたい。かわいい」と発言して大炎上した過去がある。この発言がキッカケとなり、『アッコにおまかせ!』が2025年春で終了予定であることが、先日、「WEB女性自身」に報じられたばかり。まさに泣きっ面に蜂状態だ。
「9月15日の放送では、パワハラ疑惑で兵庫県議会から辞職を求められている斎藤元彦知事が、『仮に辞職や失職した場合の退職金』について取り上げました。
そこで、和田さんは『退職金はあげない理由がない』と発言。兵庫県人事課の話として紹介された、斎藤知事が実際に辞めた場合の退職金のシミュレーションにも『失礼な話』『本人がもし見てはったら、めちゃ怒ってはるわ。ほっといてくれ、と思ってるでしょうね』などとコメントしました。
これには、世間とのズレを指摘する声が殺到。北口選手への発言も蒸し返され、批判が集中する事態となっています」
炎上する “日曜情報番組の大御所” は和田だけではない。
「今年3月末で30年間つとめた『サンデーモーニング(サンモニ)』の司会を勇退した関口宏さんも、たびたび炎上していましたね。
たとえば、2023年11月末の放送では、フィギュアスケートの大会ルールについて『わかんない』を連発。『もうちょっとわかりやすくしてくれるよう言ってください』と無茶ぶりし、解説をつとめた元フィギュアスケート選手の八木沼純子氏を困惑させました。
また、2022年5月の放送では、シカゴ・カブスに所属する鈴木誠也選手について、野球評論家の達川光男氏が、エンゼルスのマイク・トラウト選手の名前を出して、鈴木が活躍する条件を解説すると、『マイク・トラウトって何ですか?』などと質問し、場の空気をおかしなものにしていました。
ここ数年は、こういった場面が何度もあり、『勉強不足』『見ていて不快』といった声がたびたびあがっていたんです」(同)
関口や和田だけでなく、『サンデージャポン』(TBS系)でMCをつとめる爆笑問題の太田光も、発言に批判が集中することが多い。
「天邪鬼な性格ともいわれ、日頃から “逆張り” 発言の多さで知られる太田さんですが、もっとも物議を醸したのが、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)や、教団と自民党の関係についての一連の発言です。
2022年、山上徹也被告による安倍晋三元首相の銃撃事件を機に、同番組でも毎週のように旧統一教会問題を取り上げていたなか、太田さんは終始、教会を “擁護” するかのような発言を連発。
一連の太田さんの発言を、ジャーナリストの江川紹子氏は《スタッフは(太田に)意見できない》《TBSは、彼にMCやらせる番組で、もうこの話題を取り上げるべきではないのでは》などと糾弾。同じくジャーナリストの有田芳生氏も《太田光さんのこの発言。すっかり統一教会の主張です》と批判しました。
太田さんは、サンジャポで共演するデーブ・スペクター氏からも『(実態を)知らなすぎる』とツッコまれる始末で、この時期、Xには《#太田光をテレビに出すな》というハッシュタグがトレンド入りしたほどです」(同)
なぜ、揃いも揃って日曜情報番組の大御所MCは批判を浴びるのか。
「日曜日の情報番組といえば、“休日のお父さん” が見る番組でした。和田さんや関口さんはベテランらしい安定感と世間の出来事にズバズバと発言するスタイルで、こうしたターゲットに受けていたのでしょう。
ただ、コンプライアンスが厳しくなり、視聴者も多様なメディアに触れるなかで、こうしたMCの振る舞いが一方的で上から目線だと感じられるようになったのではないでしょうか。
今や60代でもごく普通にYouTubeを見る時代です。“メディアの王様” 然とした番組構成が時代に合わなくなってきたのかもしれませんね」(芸能ジャーナリスト)
新時代に似つかわしいMCは誰になるのやら。