Snow Manのラウールと元SMAPの木村拓哉

 9月13日、Snow Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせてください』(TBS系、以下『それスノ』)2時間スペシャルが放送されたが、番組内のある企画が物議を醸している。

 発端となったのは、「ダンスノ完コピレボリューション」という、誰もが一度は見たことのある振りつけをその場で完璧にコピーし、Snow Manメンバーや出演者が間違えずに踊りきれるかを競う、人気企画。

「SMAPの代表曲『ダイナマイト』を踊ることになり、曲紹介の映像が流れました。しかし、流れたのはSMAP5人ではなく、彼らの後輩であるA.B.C-Zが踊る映像だったんです。曲の紹介文には『ダイナマイト(1997年)/SMAP』と記載されていましたが、映像は2022年のA.B.C-Zの舞台のものでした」(芸能記者)

 SMAPの映像が後輩グループに“差し替え”られたことは、ファンの間で波紋を呼んでいる。Xでは、今回の映像を流したTBSに対する怒りの声が続出。

《さすがにダイナマイトに後輩映像当てるのは無理があるでしょーよ。あまりにもSMAPへの敬意がなさすぎる》

《SMAPのダイナマイトの件、ダンス企画だからダンスしてる映像を参考として流したんだろうけどいま映像が流れないことに不信感を持っているファンの気持ちを逆なでしすぎ。TBS空気読め》

《カバーしたA.B.C.-Zの公演映像を流すなら、そもそも候補曲に入れなくていいんじゃない? ダンス映像流さなきゃならない企画で、オリジナルアーティストじゃないなら、番組のダンス先生のお手本だけでよかった》

《は?SMAPのダイナマイトを紹介する際に彼らの歌とともに後輩が踊ってる映像を使ったの?何それ?何故そうなる?誰の指示?どういう忖度?》

 ファンの目には“忖度編集”に映ったようだ。憤る声が多く見受けられる背景に関して、前出の芸能記者はこう語る。

「“SMAPの『ダイナマイト』”という紹介だったので、5人の映像が流れると期待したファンが多かったはずです。しかし、別のグループの映像に変えられ『SMAPの存在をなかったことにされた』と感じたファンもいたのだと思います。Xでは、TBS公式サイトのURLを貼り、同社に抗議しようとするファンもまで見受けられます」

 2016年のSMAP解散以降、テレビで過去の5人の映像が流れなくなった。8年経っても、映像が“解禁”されないことに不信感を抱くファンも少なくない。そうした不満も多いなか、6月には“黒塗り騒動”も起きている。

「1994年に放送開始したドラマ『古畑任三郎』シリーズ(フジテレビ系)が放送開始30周年を迎えたことを記念して、作品が一挙放送されました。6月18日に放送された第3シリーズの11話では、それまで犯人役を演じた俳優陣の写真がタイル状に並んでいました。

 しかし、そのなかでSMAP5人の部分だけ、黒く塗りつぶされていたんです。当然、この編集がファンの間で物議を醸すことに。その後、騒動が大きくなったためか、同局の配信サービスではモザイク加工が外されたそうです。

 こうしたことから、テレビ局内で『SMAP5人の映像はNG』というのが、暗黙のルールとなっていることがうかがえます」(前出・芸能記者)

「SMAPなんていなかった」という状況は、いつまで続くのか──。