歯科医院向けマーケティングDXサービスを提供するウミガメ(東京都世田谷区)が、20〜40代の男女300人に対して、「他人の口臭で最も気になるものは?」というアンケートを実施し、結果を紹介しています。

 アンケートは、8月に「ニンニク、ネギなどの臭いのある食品を食べた後の臭い」「お酒の匂い」「タバコを吸った後の臭い」「病的口臭(胃の不調や歯周病などによる、食品が腐ったようなにおい)」「あてはまるものはない」の中から一つ選ぶ選択方式で行われました。

 口臭で最も気になるもの、全体3位は「タバコを吸った後の臭い」で21.3%、2位は「ニンニク、ネギなどの臭いのある食品を食べた後の臭い」で22.0%、1位は「病的口臭」で22.7%という結果でした。ちなみに、「あてはまるものはない」が27.0%と最も高い数値になったということです。

 男女別でみると、男性1位は「タバコを吸った後の臭い」「病的口臭」が22.7%で同率でランクイン。女性1位は「ニンニク、ネギなどの臭いのある食品を食べた後の臭い」で28.7%という結果でした。

 同社は調査結果の女性1位が食品を食べた後の臭いだったことに対して、「女性が日常的に香りに敏感であることが影響しているのかもしれません。特に公共の場や人とのコミュニケーションで、強い食品の匂いが不快に感じることがあるのでしょう。加えて、女性は一般的に自身の体臭や口臭にも敏感であるため、他人の強い食べ物の匂いにもより敏感になると考えられます」と分析。

 また、男性1位がタバコ、病的口臭だったことについて「タバコの匂いが口臭だけでなく、衣類や髪にも染みつくことで、不快に感じられることが多いと推測できます。特に非喫煙者が増加している現代において、タバコの匂いは単なる口臭ではなく、より広範囲な『匂い問題』として認識されているのでしょう」とコメントしています。

 さらに、「口臭に対する意識が男女で異なる背景には、社会的な役割やコミュニケーションの違いがあることが浮かび上がります。女性は食品の匂いに敏感であり、男性はタバコの匂いに敏感といった傾向は、日常生活での他人との距離感や、どのような状況で不快に感じるかが異なるからです。 例えば、女性がニンニクの匂いに敏感である背景には、家庭や仕事での細かな気配りが求められる場面が多いことがあるでしょう。一方で、男性がタバコの匂いに敏感な理由には、オフィスなどでの密接なコミュニケーションが関係しているのかもしれません」と説明しています。