きょうのNY為替市場は米消費者物価指数(CPI)とリスク回避の雰囲気からドル買いが優勢となる中、ポンドドルは1.30ドル割れを試す動きも見られていた。しかし、いまのところ1.30ドル台は堅持している。

 本日は7月の英月次GDPや鉱工業生産などのデータが公表されていたが、いずれも予想を下回る内容となっていた。これらは英中銀に8月の利下げ開始は正しかったという確信を強めさせ、今後数カ月のうちに追加利下げが必要になるとの見解も聞かれる。

 しかし、来週の金融政策委員会(MPC)で利下げを余儀なくされるほど弱いものではなかったとも述べている。7月の月次GDPは前月比で横ばいだったが、第3四半期はプラス成長を維持するだろう。しかし、年前半の高水準からは減速を見込んでいるようだ。第3四半期は英中銀の見通しと同じ前期比0.4%増を予想しているという。

GBP/USD 1.3031 GBP/JPY 185.08 EUR/GBP 0.8451

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美