[画像] 今永「少しだけ運が味方した」 大谷にあわや被弾も3-0、由伸の投球が「僕を引っ張ってくれた」

MLB史上2回目の日本人4選手スタメン出場

 米大リーグ・ドジャース―カブス戦が10日(日本時間11日)にドジャースタジアムで行われ、カブスが6-3で勝利した。日本人選手4人が出場したゲームはカブスの先発・今永昇太投手が7回3失点ながらも、終盤にチームが逆転して13勝目(3敗)を挙げた。試合後、中継したNHKのインタビューに応じ、大谷翔平投手を3打席無安打に抑えたことについて「勝負の世界は紙一重。少しだけ運が味方した」などと振り返った。

 3本の本塁打を浴びながらも7回を投げ切った今永。1-3で2点ビハインドの8回に味方打線が爆発。鈴木誠也の適時打や相手守備の乱れもあって一気に5点を奪い、勝利投手の権利を得た。リリーフ陣がその後、ドジャース打線を封じて今永は13勝目を挙げた。

 試合後、NHKのインタビューに応じた今永は「チームが逆転してくれて、チームが勝てたので本当にうれしい」とコメント。3被弾という内容については「同じ選手(エドマン)にホームランを2本打たれて、マンシーの本塁打は何の根拠もない真っすぐ。自分の情けなさですね」と反省した。

 大谷に対しては遊飛、一邪飛に抑え、5回の第3打席は右中間に運ばれたが、右飛に打ち取った。これについては「勝負の世界というのは紙一重、あれがホームランかどうかはその時の運。少しだけ運が味方した」と語った。13勝目についても「自分につく勝利をまったく気にしない、チームにつく勝利を気にすること。メンタルの持ち方に対して、今上手くいっている感じですね」と逆転勝利を喜んだ。

 先発投手として投げ合い、4回1失点8三振の好投を見せた山本由伸投手については「正直試合前、あまり(自分の)調子が良くなかったが、(山本の)ピッチングを見てこのままじゃチームが凄く劣勢に追い込まれると思った。3失点しましたが、彼のピッチングが僕を引っ張ってくれました」と称賛した。

 MLB公式インスタグラムによると、4人の日本人選手が先発出場するのは史上2回目。2007年5月4日(同5日)のマリナーズ―ヤンキース戦(イチロー、城島健司、松井秀喜、井川慶)以来17年ぶり。今永は「これが日本ではなく、アメリカの地で対戦することに意味がある。日本で視聴してくださった皆さん本当にありがとうございました」とコメントした。

(THE ANSWER編集部)