[画像] 7連戦の初戦快勝に阪神・岡田監督「勝手にやって勝ったんちゃうから。勝つためにやってるんやから、ここまできたら」と力説【一問一答】

 「阪神7−2DeNA」(10日、甲子園球場)

 阪神が15安打7得点で快勝した。相手先発の東はクオリティー・スタート(QS、先発で6回以上、自責点3以下)を32試合継続していたが、六回途中でKO。岡田彰布監督は「あっそう?なんか言うてたな、6回3点のアレがあるから、4点目取ったら代わるんちゃうかってな、思てたけどな」と振り返り、「まあここまでヒットが続くとは思わなかったけど、なんとか後ろにつなぐっていう、そういう意識がよかったんじゃないか」と話した。7連戦の初戦を取れたのは大きいかと問われると「取れたとかじゃない、取りにいってるんやから。勝手にやって勝ったんちゃうから。勝つためにやってるんやから、ここまできたら」と力説した。

 岡田監督の一問一答は以下の通り。

 ◇  ◇

 (テレビインタビュー)

 −先発の青柳は5回2失点。

 「2点ね、次、打順がね、めぐり合わせもあったんで。あそこまで投げてくれたら、十分ですよ」

 −青柳はセーフティースクイズも決めた。

 「まあね、久しぶりじゃないですか?成功したのはね」

 −守備は併殺を四つ。

 「青柳もゴロが多かったからね。やっぱり低めにいってたんで。そういう意味でね、いいとこでね、ゲッツーはとれてたと思いますね」

 −ダブルプレーと、七回の森下の本塁好返球も大きかった。

 「大きかったですね。やっぱりね」

 −15安打7得点。多彩な攻撃だった。

 「いやいやまあ、バント失敗とかもあったけど、ね。後ろにつなぐいう意識がね。やっぱりいいつなぎになったんじゃないですかね」

 −六回は木浪は2ストライクからのバスター。続いて島田も無死一、二塁からのバスターも決まった。

 「ああ、ね。うまく決まったですね」

 −森下は五回の勝ち越しホームランで、6試合連続打点。

 「まあね。あの打席だけね、最初、ぜんぜんタイミング合ってなかった。きょうはね。もともと、ちょっと東には相性よくなかったけど。まあね。同点追いついて、あれで青柳にも勝ちがついたし。ほんと、きょうあの一本だけだったけど、いいとこで出ましたよね」

 −今季12勝の東を打っての勝利は大きいか。

 「いやここまできたら、相手が何勝しているピッチャーとかそんなもん関係ないんで。3回目かな?3回投げて(対戦は)4回目で、おーん。みんなもわかっているし、大事なゲームというのもわかっているし、ここまでヒットが続くとは思わなかったけど、なんとか後ろにつなぐという意識が良かったんじゃないですかね」

 −打線のつながりはあす以降にもつながるか。

 「またね、全然タイプの違うピッチャーだけど、何とかね、後ろにつないで、攻略したいですね」

 (囲み取材で)

 −ええ勝ち方。

 「え?そらお前、ええ勝ち方な、あとで振り返ればの」

 −東は今年4点以上取られていない。

 「あっそう?なんか言うてたな、6回3点のアレがあるから、4点目取ったら代わるんちゃうかってな、思てたけどな」

 −六回もつなぐという意識が出たか。

 「まあ、つなぐというか、東も今日はそんな良くなかったよ、初回から、おーん。ボールも、高いボールも多かったし。なんとかね、点は取れるなとは思ってたけどな。だから、あのへんは、下位打線、後ろやからな、おーん。下位打線でああいうふうにつなぐと、ねえ。やっぱり点が入るよね、やっぱりね、おーん」

 −梅野のヘッドスライディングでチームも士気が上がった。

 「うん。まあ、そら、ヘッドスライディングて、高校野球ちゃうんやから(笑い)」

 −青柳のセーフティースクイズで井上は本塁へうまく滑り込んだ。

 「ああ。ちょっとスタート遅かったやろ、なあ。どっちか言うとな、おーん。あれやったらもうイージーセーフなるかなと思ったけどな。左ピッチャーやからな」

 −バスターも決まった。

 「ああ。そんなん久しぶりやろ。バスターしてもファウルとか。バスターでもボール球とかするから失敗するんや」

 −みんなが大事な試合だと分かっている。

 「うん。そらみんなが役割というかな。特に今日なんか下位打線が役割しっかりしたから、こんな点取れたと思うよ。そんな今日は中軸打ってないよ」

 −連戦の初戦を取れたのは大きい。

 「取れたっていうか、そら当たり前や、この七つは大事な試合なの分かってるんやから。取れたとかじゃない、取りにいってるんやから。勝手にやって勝ったんちゃうから。勝つためにやってるんやから、ここまできたら」

 −手応えは。

 「手応えないよ、まだまだな」