[画像] 兵庫県知事「どういう道を進むかは自分が決める」 辞職要求に応じず

 兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題をめぐり、県議会第2会派の維新の会が9日、斎藤知事に辞職を要求した。斎藤知事は同日夕、報道陣の取材に応じ「自分がどういう道を進んでいくかは、自分が決めていくのが大事だと思う」と述べ、辞職要求に応じない姿勢を改めて示した。

一礼して記者の質問に答える兵庫県の斎藤元彦知事=2024年9月9日午後5時1分、神戸市中央区、筋野健太撮影

 ほかの県議会4会派も12日に辞職要求を行う方向で調整しており、これで県議会全会派が辞職を求める見通し。斎藤知事は極めて厳しい状況に追い込まれている。

 維新の会の申し入れについて斎藤知事は、「大変重く受け止めている」と述べた。しかし、辞職要求に応じるかどうか問われると、「これから百条委員会が続くので、知事として必要なときに出席して説明していくことが私の大きな責務と思う」とした。(宮坂奈津、杉山あかり)