第2位に選ばれたのは、浜田雅功がMCを務める『芸能人格付けチェック

 9月5日、TBSが、2017年から放送されてきたクイズ番組『東大王』を終了することを発表した。多くの“東大生タレント”を生み出した人気番組だったが、終盤はマンネリ化が指摘され続け、打ち切りには納得の声が多く聞こえてくる。

 昭和の時代からクイズ番組の人気は根強く、視聴者参加型、タレント参加型、高学歴学生や文化人参加型など、さまざまなフォーマットが生み出されてきた。

 だが、クイズはネタ切れが宿命であり、当初のコンセプトを守りきることはなかなかむずかしい。

 さらに、番組の個性を出すためのクイズづくりやシステムは大事だが、魅力的な解答者を用意し続けることも必須条件だ。『東大王』終了は、人材不足が要因かもしれない。

 そこで、本誌は全国の男女500人にアンケート調査を実施。「もう終わっていい」と思う、現在放送中のクイズ番組(特番含む)を選んでもらったところ、以下のような結果となった。

【第3位】『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』(テレビ朝日系)60票

 2004年から放送されている長寿番組。当初は、芸人たちが体を張ったロケに挑んでクイズをつくるという仕組みだったが、2007年からは王道のクイズ番組に路線変更した。

「東大生の出演が多すぎる」(60代女性・パート)

「1番低俗で、クイズとしての要素が少ない」(30代男性・公務員)

「クイズ形式がマンネリ化しすぎておもしろくない。宇治原さんの番組になってしまっている」(30代男性・会社勤務)

【第2位】『芸能人格付けチェック』(ABCテレビ)66票

 タレントたちが、さまざまなジャンルの「高級品」「安物」を選び、間違え続けると「映す価値なし」判定され、画面から消えてしまう厳しいシステム。コンセプト自体に拒否感示す声も少なくなかった。

「ひな壇芸人の内輪ネタばっかりだし、おもしろくない。続ける意味がわからない」(50代女性・その他)

「人を格付けしようとすること自体、悪趣味で品がないと感じる」(30代男性・会社勤務)

「毎回同じパターンで見飽きたから」(30代女性・会社勤務)

「特定の分野の才能だけで、その人のすべてを格付けするようなところがあり、人格を否定するようで嫌」(60代男性・無職

【第1位】『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?』(日本テレビ系)70票

 2024年秋の改編をもって終了する同番組。今後特番で放送される可能性もあるが、現状日テレからの発表はない。「小学生」をテーマにしたクイズ問題や、小学5年生が助っ人に参加するシステムは新しかったが……。

「なぜ小学5年が基準なのか意味不明なのと、6年生になったら卒業扱いになるのが微妙」(10代男性・学生)

「小学5年生以外に、各学年の問題もあれば、子供の勉強にもつながっていいのに」(30代女性・会社勤務)

「昭和の人間として、正直いまのクイズ番組はおもしろくない。一般参加タイプが少なくなりすぎていて、同じような芸能人が登場し、身内で馬鹿騒ぎしているように見えて仕方ない」(60代男性・公務員)

「たまに解答者が複数人で不公平。問題が暗記ばかり」(30代男性・派遣社員)

『東大王』が見られなくなるのは惜しいが、新しい名番組の誕生に期待したい。