タイ北部の都市チェンマイ在住の男性が20日、自宅トイレの便座に座ったところ、ヘビに急所を噛まれて血まみれになった。幸いなことに命に別状はなかったが、男性は自身の“恐ろしい経験”をFacebookでシェアし、注意を呼びかけた。英ニュースメディア『LADbible』などが伝えた。
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「トイレで用を足す前には常に水を流す。だって何か奇妙なものに遭遇したら嫌だからね」―そう語るのは、タイ第二の都市チェンマイに住む1児の父ターナット・タンテワノンさん(Thanat Thangtewanon)だ。20日午前10時頃、彼は起床するとトイレに向かい、いつものように水を流して便座に座った。
ところが、しばらくしてターナットさんは急所に鋭い痛みを感じ、恐る恐る便器に手を突っ込んでみたところ、急所にヘビが食らいついているのに気付いた。
恐ろしくなったターナットさんは慌ててヘビの首を掴み、立ち上がりながら思い切って引っ張った。しかしながら鋭い牙は急所に食い込みびくともしなかったそうで、当時の“怖すぎる経験”について、次のように明かした。
「ヘビを引き離そうとした時、自分はパニックに陥っていてね。痛みは全く感じなかった。そしてショックと怒りで震えあがり、近くにあったトイレのブラシを掴むと、ヘビの頭を思い切り叩きのめした。自分がヘビの首を掴んでいることも忘れるくらいにね。」
「そしてヘビはやっとのことで急所を放し、ぐったりして床に落ちたんだ。」
ターナットさんはその後、ビルの警備員に連絡し、息絶えた全長365センチ(12フィート)ほどのヘビの処理をお願いした。そして隣に住む友人に電話をかけ、病院に送ってもらい傷の手当てを受けた。
幸いなことに、急所を噛んだのは無毒のニシキヘビで、ターナットさんはすぐに破傷風の注射を打ってもらい、念のため2日連続で血液検査を受けた。医師には「傷はそれほど深くなく、縫うほどではない。2週間もすれば癒えるだろう」と言われたそうで、今回の件についてこう語った。
「本当に怖い経験をした。急所にはヘビに噛まれた痕と、無理やり引き離そうとした時にできた傷が残っているけど、それほど深刻ではなく心配はいらないようだ。ヘビが無毒で良かったよ。もしコブラだったら命は無かっただろうからね。」
なおターナットさんはFacebookに、血が飛び散ったトイレの床でぐったりするヘビの写真や、便器の中でヘビの首を掴んでいる動画を投稿しており、次のようなコメントが寄せられた。
「これは悪夢だ。」
「痛い!」
「怖すぎる。」
「夜にトイレに行けなくなるな。」
「3メートルよりももっと小さいヘビではないかな?」
「ニューヨークのトイレも最近は違った意味で怖いけれど、タイに行ったらヘビに気を付けないとね。」
「オーストラリアでも気をつけたほうがいい。」
「こんな経験をすると、これからはトイレに長く座っていられないね。」
ターナットさんはこの件以来、ヘビが隠れていたトイレは使っていないとのことで、「今後は便器の中に一度トイレブラシを入れ、何も問題がないことを確認してからトイレを使用するよ」と述べた。
ちなみに昨年7月には米ミシシッピ州で、夜間に帰宅した男性が玄関ドアを開けようとした瞬間、ヘビに襲われていた。当時の様子は玄関先の防犯カメラが捉えており、TikTokに投稿されて拡散した。
画像は『ธณัท ตั้งเทวานนท์ Facebook「#โพสต์เตือนภัย #ภัยหน้าฝน #งูกินไข่」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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