RIIZEが自身初の日本ツアー「2024 RIIZE FAN-CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR」を、7月30日(火)に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールよりスタートさせた。

2023年9月に韓国でデビューをした彼らは、今年5月に東京・国立代々木競技場第一体育館で、自身初の日本単独公演を開催。その会場でメンバー自ら発表した今回のツアーは、神奈川を皮切りに8月27日(火)の愛知まで、約1ヶ月で全国9都市を巡り15公演行われる。9月5日(木)に日本1stシングル「Lucky」にて待望の日本デビューを果たす彼らにとっては、最初の日本ツアーであり、デビュー前最後の貴重なツアーとなる。

ステージ背面を覆うビジョンにオープニング映像が映し出され、その後ろからショウタロウ、ウンソク、ソンチャン、ウォンビン、ソヒ、アントンが登場。RIIZEのグループカラーであるオレンジ色に光るペンライトを手にしたBRIIZE(RIIZEのファンの名称)から大歓声があがり、ライブは「Siren」で幕を開けた。ホール会場だけにメンバーの姿を至近距離で確認することができ、指先、足先まで揃える細かな振りや、ダイナミックに移動しながら形成されるフォーメーションなど、臨場感あふれるパフォーマンスを繰り広げた。BRIIZEたちは目の前のメンバーに歓喜しながらも、曲に合わせて掛け声を掛け、一気に会場のボルテージを上昇させた。

一旦、ステージ裏に戻ったあと、BRIIZEからの「RIIZE!」という声に呼ばれて現れたメンバーたち。「こんばんは! RIIZEです」と声を揃えて挨拶した後、それぞれコメントしていく。ソンチャンは「初めての日本ツアーをショウタロウさんの故郷でやれることになって嬉しいです」とにっこり。ショウタロウは「ただいま!」と叫び、BRIIZEから特大の「おかえり!」をもらうと、「故郷、横浜でライブができて嬉しく思うんですけど、実は、横浜で生まれて、育ちは座間」と告白。またウォンビンは「1ヶ月間、日本にいるから楽しく遊ぼう!」と、ツアー期間中は日本に滞在することも報告。ソヒも「1ヶ月間、皆さんと一緒に過ごすと考えると、もう既にドキドキしています」と昂る気持ちを伝えた。

その後、トーク&ゲームコーナーを行ない、BRIIZEたちとの楽しい時間を過ごした。会場を訪れたBRIIZEからの質問に答える場面では、「公演をするなら大きな会場、小さな会場のどちらがいい?」という究極の問いも。ショウタロウは「ゆくゆくは大きな会場でしたいと思うんですけど、僕としては近くでファンの皆さんと会うのも、すごく嬉しいなと思います」と回答。アントンは「大きな会場だと皆さんの歓声が大きいですよね。今日のような会場だと皆さんの顔が良く見えますよね。だから、今日はここが一番いいと思います」とBRIIZEを喜ばせた。今後、公演ごとにさまざまなメンバーの一面が垣間見られそうな予感のするコーナーとなっていた。

和やかなトーク&ゲームパートから、後半は待望のライブコーナへ。まずは日本語の楽曲を続けて披露していく。ウンソクが「日本で初めてドラマの主題歌になった曲」と紹介した日本1stシングル「Lucky」の収録曲「Same Key」は、ミディアムテンポの爽やかなメロディのラブソングで、メンバーはステージ前方に並んで手を振りながら歌唱。サビでは全員のユニゾンでの美しい歌声も聴かせ、ダンスパフォーマンスに定評のあるRIIZEだが、歌の実力も十分であることを証明した。ソヒ、ウォンビンの透明感のあるフェイクが、楽曲にさらなる彩りも加え「もし違う人生を生きたとしても、必ず君に出逢って君に恋をする」という歌詞のメッセージをしっかりと届けた。

さらに、「Lucky」の収録曲「Be My Next」もパフォーマンス。公演前日の29日から音源の先行配信は始まっていたものの、振付ありのバージョンはこの日が初お披露目。好きが溢れてしまう恋する気持ちを歌ったポップソングで、軽やかなリズムが心地よくBRIIZEたちも体を揺らす。サビでは、「XOXOX〜」というフレーズに合わせた印象的な手の振付もあり、一緒に踊ってみたくなるような楽曲だ。その後のMCで音源に入ってる「マジで?」というセリフのようなやり取りは、ショウタロウとソンチャンで録音したことを明かしていたが、ライブならではの「マジで?」も聴きどころとなりそうだ。