泥酔サラリーマンが「限界突破」終電間際の車内で地獄絵図 2024年7月22日 8時54分 写真:日刊SPA! by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 筆者が、終電間際の満員電車で見た「地獄絵図」を振り返った 優先席で泥酔して爆睡中だったサラリーマンが嘔吐したという 正面にいた男性にかかったが、サラリーマンは寝たふりを続けたそう #ライフ総合ニュース #電車内でのトラブル 終電間際、乗客同士のトラブルで車内は「まさに“地獄絵図”」泥酔サラリーマンが限界突破して… 日々多くの人たちが利用する電車。電車内で迷惑な行為をする乗客に腹が立った経験は誰もがあるだろう。都内において、週末の終電間際は、まさに“地獄絵図”。痴漢被害の心配もあるが、酔っ払った状態で乗り込んできた人や、そのまま熟睡してしまった人も怖いのだ……。◆終電間際の電車内は“地獄絵図” 筆者(現役グラドル・吉沢さりぃ)がずいぶん前に、国分寺に住んでいたときのことだった。推しているバンドのインストアイベントが新宿であったので、帰りにバンギャ友達と酒を飲み、タクシーを使う財力もないので終電間際の中央線に乗った。 中央線は基本的に混んでいるが、終電間際の下りは本当にヤバい。何かの苦行じゃないのか?と思うほどに混んでいるし、とにかく遅延、遅延、遅延……! 週末だったので、電車に乗るというよりも「電車になだれ込んだ」という表現の方が近い気がする。流されていくと、そこは優先席前。 優先席には、べつに優先されるべきではない人たち……酔っ払って爆睡しているサラリーマンと若いカップル、耳にイヤフォンをした若い女性が座っていた。 荻窪についた頃だ。緊急停止ボタンが押されたようで、電車が止まった。「またかよ」と舌打ちでもしたくなった瞬間、「うっぷ!」という嫌な声が聞こえた。◆泥酔していたサラリーマンが限界突破! 事件は目の前で起きていた。泥酔して爆睡中だったサラリーマンが、まさかの嘔吐。満員電車で逃げ場もなく最悪である。しかも季節は夏だ。みんな一斉に嫌な顔をする。「マジかよ」と誰かが言った。 早く目的地に着かないかなあと思っていると、筆者の左隣の人が「大丈夫ですか?」とポケットティッシュを差し出した。「え、誰に?」と思っていると、なんと筆者の右隣のお兄さんの抱えていたギターケースが大変なことになっていた。寝ながらなのに勢いがすごい。本人よりも目の前のお兄さんに思いっきりかかっていたのだ。 筆者も周りの人もウェットティッシュや水などをお兄さんに渡した。 当たり前だが、お兄さんはすごい形相だった。そらそうだ。みんなの救援物資で拭いてはいるが、ぜんぜん取れていない。しかもギターケースは大きくて、本革っぽいのだ。他人ごとながら「最悪だ」と見ていた人は全員が同情していたと思う。 険悪なムードの中、そのサラリーマンはというと、寝続けていた。 寝続けていたというか、寝たふりを続けていた。いや、確かにわからんでもない。こうなったら、もう寝たふりするしかないだろう。 ◆いつまで“寝たふり”を続けるのか… 電車は急停車したまま動かず、サラリーマンは起きず、ギターケースの汚れは落ちないまま、10分が過ぎた頃だった。「起きてください」 ついに、被害者のお兄さんが声をあげた。もちろん、サラリーマンは寝たふりをして起きない。「起きてください、起きてください」 だんだん語気が強まっていく。絶対に起きるボリュームだったが、サラリーマンはびくともしない。先ほどまで優先席に座っていた人たちは、すでに立ち上がって避難していた。優先席にはサラリーマンが1人。 大きく肩を揺らされて「もう寝ている設定は無理なのでは……」と、そこにいた全員が思っていただろう。◆名刺入れを死守しようとするサラリーマン 彼の胸元のポケットには名刺入れがあった。 お兄さんが名刺入れを抜き取ろうとすると、なんとサラリーマンは急にその手をシュッと抑えた。「さすがに起きたのか?」と思いきや、目はきっちり閉じていた。 寝たふりを続けながら胸元の名刺入れをとられまいと両手で抑えるサラリーマンにお兄さんは声を荒げた。 1/2 次へ #ライフ総合ニュース #電車内でのトラブル facebookで送る X(旧Twitter)で送る LINEで送る 外部リンク日刊SPA! 電車内で倒れた女子高生を「全員が見て見ぬふり」彼女をおぶって助けた男性会社員の顛末 “優先席で席を譲らない40代女性”にブチ切れた女子高生「非常識じゃないですか?」その後女性は… 電車で「足を広げて座る男性」にイライラしていると…“ガタイの良い高校生”に心のなかで拍手したワケ