「娘から『絵本読んでってお願いしたら……本を投げられたの』と聞いて、お義母さんに『謝れよ!』と迫ったそうです。それでも謝るどころか逆切れし、息子の頬を何度も平手打ちしたというんです」

◆「帰ってください」と冷たい口調で告げるが…

 リビングに戻るなり、「どういう育て方してるの!」と姑から怒鳴られた磯原さんは、息子と娘に事情を確認。被害が子供に及んだことで「帰ってください」と冷たい口調で告げます。

「それでも帰ろうとせず、見かねた息子がお義母さんを引っ張って力づくで家の外に追い出しました。ドアを何度もドンドンと叩いてきましたが、息子が再びドアを開けてお義母さんの耳で一言二言つぶやいたんです。すると、怯えるように小走りでウチの家から去ってしまいました」

◆姑を追い払った息子の“魔法の言葉”とは!?

 このとき息子が姑に何を言ったのか気になったそうですが、本人に尋ねても「悪者を追い払う魔法の言葉(笑)」と話すだけで、はぐらかされてしまったとのこと。

「主人にもすぐ報告しました。お義母さんからも連絡があったそうですが自分の非を認めなかったので、今は冠婚葬祭のみの付き合いの半絶縁状態。心から反省して謝ってくれればこちらも考えますが、あの様子じゃ今後も無理でしょうね」

 嫁姑の仲がこじれるのは仕方ないとしても子供にまで被害が及ぶのは論外。嫁が気に入らないからといって孫に辛く当たるのだけはやめてほしいものです。

―義理実家とのバトル―

<文/トシタカマサ イラスト/とあるアラ子>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。