[7.6 J1第22節 東京V 1-1 C大阪 味スタ]

 東京ヴェルディFW染野唯月が後半14分から出場したJ1第22節・C大阪戦後、取材に応じ、パリ五輪メンバー落選について「自分の中ではそこじゃなく、自分は海外に行きたいし、先を見据えて自分のできることを練習からやってきた。パリは通過点だと思っていた。ここからA代表という目標を目指して頑張っていけたら」と受け止めた。

 U-23日本代表歴を持つ染野は今年3月、日本国内で行われた国際親善試合のマリ戦、ウクライナ戦でそれぞれ45分間ずつプレーしたが、4月のAFC U23アジア杯は選外。その後もJ1リーグ戦ではコンスタントに出場機会を掴み、今季通算6ゴールを挙げていたが、チームメートのFW木村勇大とともにメンバー入りは実現しなかった。

 自身の現在のテーマについて「守備から入っていきながら個人の能力として結果で示せればもっと上に行けると思う。チームのことをしっかりやり切りながら数字を意識しながらやっていこうと思っている」と染野。直近2試合は途中出場が続いており、この日は後半14分からの投入でチームが1人少ない状態の中、5-3-1の中盤と最前線で献身的に走り抜いたが、結果にはつなげられなかった。

 ここからは10日の天皇杯・湘南戦、14日のJ1次節・町田戦と連戦が続くスケジュールとなっており、再び出場機会を取り戻すチャンス。染野は「競争が激しいし、チーム内で点を取っている選手もいる。そこで負けずに、自分が試合に出てた時に点を取ってチームを勝たせられれば」と決意を語った。

(取材・文 竹内達也)