[画像] 鹿島が5試合ぶり白星! 鈴木優磨が絶妙アシスト2本、師岡柊生のプロ初得点などで札幌撃破

 2024明治安田J1リーグ第22節が6日に行われ、鹿島アントラーズと北海道コンサドーレ札幌が対戦した。

 前節12試合ぶりの黒星を喫して4試合勝利から遠ざかっている鹿島が、2012年以来の7連敗中で最下位に沈む札幌を『県立カシマサッカースタジアム』に迎えての一戦。試合開始直後、札幌が鹿島のゴールに迫る。中村桐耶が自陣からロングボールを供給すると、反応した小林祐希は、飛び出して来た相手GK早川友基と交錯。最初に小林、次に早川へ当たったボールはゴールに吸い込まれたが、小林のハンドがあったとして、笠原寛貴のオンフィールドレビューで得点は取り消された。

 その後は鹿島が攻め立てる展開に。37分には右からの折り返しをボックス中央で受けた師岡柊生が見事なターンから左足を振り抜いたものの、シュートは右ポストに直撃した。

 一方の札幌は前半終盤、速攻でゴールに近づくと、ボックス中央の鈴木武蔵がこぼれ球に反応。しかし、シュートは植田直通のカバーリングに阻まれた。前半に得点は生まれず、試合はスコアレスで折り返す。

 ハーフタイム後からチャヴリッチを投入して攻勢を強める鹿島は、61分に待望の先制点を獲得する。ペナルティエリア手前で知念慶から斜めのパスを受け取った鈴木優磨が、DFラインの背後にスルーパスを供給。抜け出した師岡が振り向きざまに右足を振り抜いてゴールに突き刺し、プロ初ゴールを記録した。

 再び勢いづいた鹿島は、66分にリードを広げる。右サイドから鈴木がピンポイントクロスを供給し、ファーに飛び込んだ藤井智也が合わせて流し込んだ。
 
 札幌は終盤、右からのフリーキックに合わせた岡村大八がゴール前からヘディングシュートを放ったものの、相手GK早川をはじめとする鹿島の守備陣の体を張った守備に阻まれてゴールならず。その後もゴールに近づいた札幌だったが、最後まで得点は奪えなかった。

 試合はこのまま終了し、鹿島は5試合ぶりの白星、札幌は8連敗となった。札幌は5試合連続の無得点ともなった。

 次節は天皇杯3回戦をミッドウィークに挟んで行われ、鹿島は14日に敵地で横浜F・マリノスと、札幌は13日にホームでヴィッセル神戸と対戦する。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2−0 北海道コンサドーレ札幌

【得点者】
1−0 61分 師岡柊生(鹿島)
2−0 66分 藤井智也(鹿島)


【ゴール動画】鹿島、鈴木優磨の絶妙アシスト2本で札幌撃破!