[画像] バイデン大統領 テレビ討論会「ステージ上で眠りそうだった」2回の外国訪問が要因と釈明

アメリカのバイデン大統領は2日、先週行われたテレビ討論会で精彩を欠いたのは、先月に2回、外国を訪問をしたことが要因だったと釈明し、「ステージ上で眠りそうだった」などと語りました。

2日の選挙集会でバイデン大統領は、先月27日に行われたトランプ前大統領との討論会について言及し、「スタッフの助言を聞かずに、討論会直前に2回も世界を飛び回ったのは賢明ではなかった」と述べ、「危うくステージ上で眠りそうになった」と明かしました。外国訪問を理由にすることで、高齢への批判を払しょくしたい狙いがあるとみられます。

バイデン大統領は先月上旬にフランスを訪問し、中旬にはイタリアで開かれたG7サミット=主要7か国首脳会議に出席していました。その後のトランプ氏との討論会でバイデン氏は言葉に詰まるなど精彩を欠き、民主党内からは撤退論が上がっています。

こうした中、民主党のドゲット下院議員が2日、声明を発表し、バイデン大統領に選挙戦からの撤退を求めました。アメリカメディアによりますと、現職の議員が公に撤退を求めるのは初めてです。