北中米ワールドカップのアジア最終予選でグループCに入った日本が戦うのは、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアの5か国。ホーム&アウェー方式で上位2か国が本大会出場権を獲得できる同予選で、日本はまずホームで中国と対戦する(9月5日)。
ワールドカップの最終予選と言えば、過去2大会のそれで日本は初戦を落としている。16年9月にUAEに1-2、21年9月にはオマーンに0-1といずれもホームで黒星を喫しているのだ。9月は欧州組にとってコンディション調整が難しい時期で、その2試合を振り返ると選手たちの動きは重かった記憶がある。
より酷かったのはオマーン戦のパフォーマンスだ。試合前から激しい雨が降っていた影響もあってか、序盤はパスが繋がらずテンポも上がらない。引き気味で守る相手の堅守を崩せず、終了間際にゴールを奪われて敗れた。日本の持ち味を消されたという点で、オマーンの戦略勝ちと言えるゲームだった。
実は、当時のオマーンを率いていたブランコ・イバンコビッチ監督が現中国代表の指揮官である。対戦相手の分析に長けた知将が日本にとってひとつ大きな壁になりそうだ。
いずれにしても、イバンコビッチ監督と再び日本の地で、しかもワールドカップ最終予選の初戦で戦うとは…。運命みたいなものを感じるだろう。
ちなみに、最終予選での日本の対戦スケジュールは以下の通りだ。
2024年
9月5日 中国(H)
9月10日 バーレーン(A)
10月10日 サウジアラビア(A)
10月15日 オーストラリア(H)
11月14日 インドネシア(A)
11月19日 中国(A)
2025年
3月20日 バーレーン(H)
3月25日 サウジアラビア(H)
6月5日 オーストラリア(A)
6月10日 インドネシア(H)
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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