[画像] 「アンメット」最終回 キスシーン「なくてよかった」と高評価 「どんなドラマより二人の愛が伝わってきた」「我々は求めていた」

俳優の杉咲花さんが主演を務めるドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」(カンテレ・フジテレビ系)の最終回が2024年6月24日に放送された。相手役を務める若葉竜也さんとハッピーエンドを迎えるも「キスシーンなし」という意外な展開が話題を呼んでいる。

残された時間を懸命に穏やかに生きる2人に感動

アンメットは、1日で全てリセットされてしまう記憶障害を抱えた脳外科医・川内ミヤビ(杉咲さん)が、脳外科医で婚約者・三瓶友治(竜也さん)とともに、医師として再生していくヒューマンドラマ。

最終話では、ミヤビの症状が悪化し、記憶が数時間しかもたなくなる状態に。脳梗塞が完成すれば、命もやむなしという切迫した状況に陥る。そのなかでも、諦めきれない三瓶は、限られた時間でミヤビの手術の練習に没頭。

しかし、ミヤビの気持ちを察した看護師・津幡(吉瀬美智子さん)から、「彼女が望んでいることをしてあげて」と言われ、残された時間を一緒に穏やかに過ごすことを決める。

自宅療養というかたちで、ミヤビの自宅で同棲生活を始めた2人。三瓶の寝顔を見て、ミヤビが起こさないように静かに泣きながら似顔絵を描くシーンは、特に多くの視聴者の感涙を誘った。

ラブシーンは一切ナシも、逆に高評価 「良いドラマを見せてもらった」

その後、ある朝にミヤビの脳梗塞が完成。救急搬送され、三瓶はわずかな望みをかけて手術を行う。

たとえ手術が成功しても、すべての記憶が失われているかもしれない...。三瓶は不安に駆られながらも、ミヤビにつきそう。目が覚めたミヤビは、三瓶の「川内先生、わかりますか?」という問いに、涙を浮かべて「わかります」と返答――。

「アンメット」というタイトルが表示され、ドラマは幕を閉じた。

手術は成功し、記憶障害も改善。静かながらにハッピーエンドを迎えるも、ミヤビと三瓶がハグやキスをするシーンは一切ナシ。それどころか、「好き」「愛してる」などの愛をささやくセリフもなかった。

それでも視聴者からは、

「キスシーンもないのにどんなドラマより二人の愛が伝わってきた」
「大好き、愛してる、とか、キスシーンラブシーンじゃなくてもこんなにも心震える気持ちや愛が伝わるんだなぁ...... 良いドラマを見せてもらった」
「あのドラマ キスシーンなくても Loveが伝わってきたさー むしろキスシーンあったら半減してたと思うしだいです」
「好きとか愛してるの言葉の表現なしで、キスシーンや性交渉を匂わせるシーンなしで、愛が痛いくらいに伝わってくる映像作品を我々は求めていた。サンキューな」

などと、2人の関係性を表す上で、ラブシーンは「むしろなくてよかった」と評価する声が続出している。