[画像] 大泉洋「大泉洋のことが嫌いでも…」 前田敦子の名言を無断引用を元AKB48川栄李奈がストップ

 俳優の大泉洋(51)、川栄李奈(29)らが14日、都内で行われた映画『ディア・ファミリー』の初日舞台あいさつに登壇した。

【横からショット】スリットから美脚スラリな福本莉子

 今作は、2019年に「文藝春秋」の連載「後列のひと」で取り上げられた、ビニール樹脂製品の町工場の経営者・筒井宣政(東海メディカルプロダクツ前社長)が生み出した、世界で16万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話を映画化する。

 イベントでは本作のカギとなるバルーンカテーテル治療で命を救われた4歳の子どもを持つ母親からの手紙を菅野美穂が代読。心温まる内容だったが、「この映画を知り、夫に『観に行きたい』と言ったところ、 まさかの『行きたくない』と言われました。理由は『大泉さんに泣かされたくない』と(笑)。本当は行きたくて仕方ないこと分かっていたので『行くよ』と。今回、試写会で一緒に観ました。大泉さん、夫も大号泣していましたよ。この度は、このような機会をくださり、本当にありがとうございました。ありがとうという気持ちを大切に、明るく前を向いて生きていきます」と締めくくられた。

 最後のあいさつで大泉は「きょうから多くの方に劇場で観ていただけることを本当にうれしく思っております」とマイクを握る。「どうしてもいろんな宣伝に出ますと、私なんかは本当にふざけたことばかり言ってしまう。この映画の良さが本当に伝わるかどうかは、非常に気になってしまうんです。本当に、この映画を観て私自身思ったのは、娘を亡くしてしまった家族の話ではないんだな、と。こんなにも何か新しいことを始めたい、誰かのために何かしたいと思う気持ちにさせてくれる映画はないなと思いました。何か動き出したいんだけど、あと少し勇気が出せないだとか、何か小さいことで悩んでたり、大きなことで悩んでたりする方も多くいると思うんですけど、この映画がそんな方の背中をどんと押せたら。この映画を見て、人生が変わるようなきっかけになってくれると本当にいいなと思っております」と心境を明かした。

 そして「大泉に泣かされるのは悔しいと思う方もいるかもわかりませんが、どうぞ観てください」と言うと、「大泉洋のことは嫌いでも『ディア・ファミリー』のことは嫌わないでください!」と2011年に『AKB48選抜総選挙』で前田敦子が発言した「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!」と勝手に引用。すると、元AKB48の川栄李奈が「それ、ちょっとダメです。大泉さんのじゃないです!」とストップ。感動から一転し、笑いの広がった会場に大泉は「最後に、またこういうことになってしまいました…」と猛省しながらも「映画の中の私は、こうではない。普段の私を忘れて、映画を観ていただければ!」と呼びかけていた。

 このほかイベントには、菅野美穂(46)、福本莉子(23)、新井美羽(17)、松村北斗(28/SixTONES)、月川翔監督(41)が参加した。