セガのゲームシリーズ『龍が如く』が実写ドラマ化され、俳優・竹内涼真が主人公の桐生一馬役を演じることが明らかになった。大ヒットタイトルとあって既に大きな注目を集めているが、一方で必ずしも歓迎一色というわけではないようだ。
【写真】「こんな甘いマスクじゃない」竹内涼真の“ムキムキ”ビジュアル
桐生一馬じゃない
実際にネット上の反響を見てみると、
《桐生一馬はこんな甘いマスクじゃないでしょ》
《長瀬智也みたいな、もっと顔に力のある俳優がよかった》
《どう考えても桐生じゃない。ゴツさとか男くささが足りてない》
《桐生ちゃんにしては線が細すぎんか》
といった批判の声が寄せられてしまっている。同ゲームは2005年に「大人向けのエンタテインメント作品」をコンセプトに第1作が発表され、実在する歓楽街の雰囲気を再現したディテールやド迫力の喧嘩バトルが話題に。2024年1月には『龍が如く8』が発売され、シリーズ誕生から約20年経ったいまも人気は根強い。
「竹内が演じる桐生は第1作目から登場していて、いわばシリーズの“顔”でもあります。圧倒的な強さと周囲を惹きつけるカリスマ性を兼ね備え、ガタイがよくいかにも歓楽街で生きる男といった風貌。一方竹内は身長185cmのスラっとした体型と爽やかな雰囲気が持ち味なので、《桐生一馬とイメージが違う》という声が巻き起こるのも無理はありません。歓楽街で喧嘩に明け暮れる竹内涼真なんて想像できないですからね」(ゲームライター)
実写化にはケチがつきものか
人気タイトルの実写化にはケチがついてしまうものであり、最近のケースでは『ゴールデンカムイ』が挙げられる。原作のビジュアルに忠実と評判を呼んだ土方歳三役・舘ひろしや鶴見中尉役・玉木宏に対して、肝心の主人公・杉元佐一役の山崎賢人が公開前から叩かれてしまった。
山崎の場合、マンガ原作の実写化に相次いで主演したことも影響しているのだろう。
とはいえ竹内もマンガや小説を原作とした実写化作品に出演しており、そのすべてが批判を招いたわけではない。池井戸潤原作で老舗足袋業者の奮闘劇を描いたドラマ『陸王』(TBS系)では、ケガからの再起を目指すマラソン選手・茂木裕人を力強く好演。幸田もも子による少女マンガ『センセイ君主』の実写映画化ではヒネクレ者の数学教師・弘光由貴を演じ、《竹内涼真ってラブコメにめちゃくちゃ合うね》《弘光先生の塩対応ぶりがハマってる》といった声が上がっていた。
「実写ドラマ『龍が如く〜Beyond the Game〜』は、10月25日からAmazon Prime Videoで世界同時配信されます。世界配信というフォーマットでは、近年はNetflixの『ONE PIECE』や『シティーハンター』など実写化の“当たり”が続いている状況。今回はオリジナルストーリーが展開するということで、どこまで『龍が如く』の世界観が再現されるのか気になるところですね」(芸能ライター)
実写ドラマ化発表の段階で、早くも批判を招いてしまった竹内。原作ゲームファンを唸らせることになるのか、好青年のイメージから一皮むけた演技を期待したい。