NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」をめぐり、2024年5月23日にXで「出産シーン」がトレンド入りしている。

朝ドラではおなじみの出産シーンが無かったことに反応する視聴者の声が多かったとみられる。

「出産シーンやいきむ場面のないドラマ、新鮮な感じがする」

ドラマは昭和初期に日本で初めて法曹の世界に進んだ女性の実話に基づき、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)が、仲間たちと切磋琢磨しながら自らの道を切り開く姿を描く。

5月23日放送の第39話では、寅子に子どもが誕生した。妊娠が発覚したことで、なくなく弁護士事務所を辞め、専業主婦となるまでの葛藤を見せていたが、出産シーンはなかった。

時代が少し進んだところで寅子が腕に赤ちゃんを抱き、ナレーションが「寅子と優三の娘です。未年に生まれたので、優三の優の字を取って優未(ゆみ)と名付けられました」と出産を伝えていた。

「虎に翼」では、「生理」にまつわるシーンが過去に注目を集めた。生理痛で寝込む寅子の姿に、「寅子は『お月のもの』、つまり月経が少々人より重めでした」とナレーションが入り、女学生らと生理の悩みを話し合うシーンもあった。

生理に関する切り込んだ表現があった一方で、朝ドラではおなじみの出産シーンが無かったことに驚いた人が多いようだ。Xでは演出に関する投稿が相次ぎ、「出産シーン」がトレンド入りした。

「朝ドラ恒例出産シーンがなく、あ! もう産まれてる! と思うのと同時に何かホッとした気持ちに。女が苦しんで出産する美学みたいなものを昔の朝ドラからは完全に刷り込まれていた世代だから」
「定番の出産シーンが『女性の通過儀礼』的な扱いに感じられてもやっていたので、今回無くてよかったです。女性を『母』という枠にはめない、あくまで『寅子』という人間を描いていくんだなあという安心感」
「そして何より出産シーンがなかったのが良かった! 今までの朝ドラだったらやってそうなことを尽く外してくるのが個人的には観やすくて好み」

一方で、「出産シーンはないにしても、優三がお尻押さえて出産を待ち、産まれてアホみたいに喜ぶの見たかった」「出産シーンは無くても良かったけれど、優三さんが喜ぶ姿は見たかったなぁ〜 戦時中で家の中も暗い雰囲気だから...」と物足りなさを感じた視聴者もいるようだ。