縫い目がないことで肌へのストレスが少なく、アウターをお洒落に着こなせると人気のシームレスパンツ。今、SNS上ではそんなシームレスパンツのユニクロ製品の履き心地に関するレポートが大きな注目を集めている。

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「ユニクロのシームレスパンツを履いてるとどんどん尻の割れ目に吸い込まれ、最終的に丸まった生地が糸鋸と化して尻の穴を傷つけるんですが私だけでしょうか。私の尻がデカいから?!」

と紹介したのはエッセイストの潮井エムコさん(@m_emko)。

女性を中心に同様の感想を抱いている人は多いようだ。今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「失礼します。私もです。。
めちゃくちゃ食い込んで来ますよね。」
「わいもこれ、デブったし。あとシームレスパンツってすぐ駄目になるんだけど、限界まで履き続けたら突如町中でパンツが分解してノーパンになったことある。ので怖くてもう買ってない」
「痩せてるけどくい込みます。そして値段の割に伸びてびろーんになるのが早い。びろーんになるとますますゆるゆるになり食い込む。捨てずに使うと、そのうち中身が見えてくるという恐ろしいアイテム。もう買ってません🫨」

など数々の共感の声が寄せられている。潮井さんに話を聞いた。

ーーユニクロのシームレスパンツを入手したきっかけは?

潮井:1月に帝王切開にて出産したのですが、術後あまりの痛みに悶絶。お腹の傷に干渉しない下着を血眼で探していた所、先人の皆様方がおすすめしているのを目にして購入しました。

ーー感じたメリット、デメリットについて詳しくお聞かせください。

潮井:エアリズムウルトラシームレスショーツ(ジャストウエスト)は、よく伸びる柔らかな生地がお腹の辺りまですっぽり覆ってくれるので、術後の傷に障らず、直接的な痛みが軽減されて大変ありがたかったです。少ない枚数をローテーションしていたので、洗濯後すぐに乾くのも助かりました。

産後1~2カ月は家の中に篭りきりで、最低限の動きしかしていなかったので問題なかったのですが、外出をするようになった3ヶ月あたりから「おや?」と尻に違和感を覚えるようになりました。歩いていると、みるみるうちに生地が尻の割れ目に吸い込まれてしまい、そのままにしておくと糸鋸のように上下にスレて、皮膚が悲鳴をあげるようになりました。

すぐに直せたらいいのですが、子どもと出掛けている時は片手を空けることも難しく…そのまま我慢していたら、丸まった生地が尻の割れ目の最深部まで到達してしまいました。

ーー反響についてご感想を。

潮井:こんな状態になるのは私だけかなと不安に思って呟いた所、予想以上に多くの方から共感の声をいただき驚きました。ただ、全く問題なく愛用されている方も多くいらっしゃるので、こればかりは相性かと。下着は肌に直に触れ合う衣類にも関わらず試着で使用感を試すのが難しいので、いつか自分の体にぴったりフィットする下着に出会うことができたらいいなと思います。

◇ ◇

洋服も同じだが、着用者との相性によって着心地は大きく違うということだろうか。読者のみなさんもぜひ参考にしていただきたい。

なお今回の話題を提供してくれた潮井さんは今年1月に、生卵を育てさせる先生、元スパイの祖母、娘を山に放り投げる母など一筋縄ではいかない人々の人間模様を描いたエッセイ「置かれた場所であばれたい」(朝日新聞出版)を上梓。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)