[画像] 大谷翔平「素晴らしい瞬間だった」サヨナラ打を自己分析「長打でなく単打を打ちたいと」要因は1球前のファウル

 「ドジャース3−2レッズ」(19日、ロサンゼルス)

 ドジャースが十回、大谷翔平選手の劇的なサヨナラ打で勝利。3連勝で貯金15とした。

 大谷は2番・DHで出場。2−2で迎えた十回、2死一、二塁の好機で打席に。追い込まれてからファウルで粘って6球目、151キロを右前にはじき返し、勝利を呼び込んだ。

 試合後、ベンチ裏での取材に大谷は「ああいう状況で打てたことが次の打席、明日以降につながるので、素晴らしい瞬間でした。特別な週末。打てて良かった」と笑顔。最後はコンタクト重視の打撃を心がけ、「長打ではなく、単打をしっかり打ちたいと。そういうバッティングだったのでいい結果になって良かった」と振り返った。

 初球ストライクを見送った後、3球ファウルで粘った末の一打。「初球はいい球でしたけど見送って良かったと思っていた。その前(5球目)のスライダーだったり、そこらへんをファウルできてたのがいい結果につながった」とし、好機での打席には「僕の前で終わるならそれでいい。回ってきたので自分の仕事、自分のバッティングをしたいと思っていた」と語った。

 この日は2打席凡退の後、五回の第3打席は左足をかすめる死球。八回の第4打席で一塁内野安打。4打数2安打1打点1死球だった。

 グラウンド上のインタビューでは「単打でいいのでヒットで終わらせたかったのでいい形で良かった」と笑顔。「初戦を落としてるので、その後、いい野球ができているのでいいんじゃないかなと」とうなずいた。

 仲間から歓喜のシャワーを浴び、髪もぬれたままのインタビュー。最後の場面について、相手投手のディアスに対して「独特の球筋。食らいつくイメージで何とかバットに当てたいと思っていた」と振り返った。