【AFP=時事】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)の2日目を前に警察に一時身柄を拘束されたスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)の弁護士が18日、警察官に暴行を加えたとの疑いを否定した。

 シェフラーは2日目のラウンド前に、警官への重暴行や器物損壊、無謀運転、交通整理の警官からの指示を無視した容疑などで拘束され、訴追された。警察によれば、停止の指示に従わずに加速して警官を地面に引きずったといい、この警官は膝と手首を負傷して病院で治療を受けた。

 しかしシェフラーの弁護士は「われわれは無罪を主張する」と発言。シェフラーは警官の指示に従っただけで、暴行を加えてはいないと主張した。

「彼は別の警察官の指示に従って進んでいた。選手用の車に乗り、証明書も見える場所に示していた」とした弁護士は「混乱の中で、彼は別の警察官の指示を無視したとされ、その結果訴追されている」と話すと、「しかし複数の目撃者が、彼が何か間違いを犯したわけではなく、指示に従っただけなのを確認している」とコメント。「指示を受けてすぐに停止しており、車で警察官に暴行などはたらいていない」と述べた。

 この日のシェフラーは、今季初のオーバーパー「73」と苦しみ、首位と8打差の24位タイに順位を落とした。ラウンド後には「厳しい一日だった。最初から難しく、一日を通じて奮闘したが、バーディーを決めれば必ず次でボギーをたたくかのようだった。ミスがあまりにも多かったし、かなりフラストレーションのたまる日だった」と振り返った。

【翻訳編集】AFPBB News

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