[5.3 J1第11節 名古屋0-2神戸 豊田ス]

 ヴィッセル神戸が敵地で名古屋グランパスを2-0で下した。神戸は2試合ぶり勝利で勝ち点を20に伸ばして2位に浮上。名古屋は開幕3連敗以来となる連敗を喫した。

 序盤から神戸がボールを握ってゲームを進めた。スコアはなかなか動かせなかったが、前半40分、右FKからエリア手前にこぼれたボールをMF山口蛍が豪快ボレーで合わせて前半を1点リードで折り返すことに成功する。

 後半に入ると一転して名古屋がチャンスを作り続けるが、9分にこの試合がJ1通算400試合出場となるFW永井謙佑の決定的なシュートがGK前川黛也に防がれるなど、同点弾にはならない。

 すると後半36分、DFラインから大きく蹴り出されたFKを繋ぎ、エリア手前まで簡単に運んだ神戸は、MF佐々木大樹からのリターンとなる落としに反応したFW大迫勇也が弾丸シュートを枠内に蹴り込み勝負を決めた。

 インタビューに答えた山口は「前節、ホームで負けていたので、連敗しないことだけを考えていた」とホッとした表情をみせると、「ボレーはアップの時から練習と言うか、確認していた。それが上手いこと当たってよかった」とはにかみながら話した。