救急救命士を目指す大学生を消防団員に任命し、地域の防災活動で活躍してもらおうと27日、三重県鈴鹿市で学生団員の発足式が行われました。

学生消防団員は、鈴鹿医療科学大学が鈴鹿市との連携事業の一環として、大学生の力を地域防災の中でいかそうと発足しました。

発足式には、救急救命士を目指す鈴鹿医療科学大学の2年生と3年生25人が参加しました。

鈴鹿市消防団の石田久雄団長から辞令を受け取った後、学生を代表して3年生の橋本樹さんが消防団での活躍を宣言しました。

任命された学生団員は、応急手当の普及や防火防災の啓発活動など、特定任務に従事する機能別団員として地域のイベントなどで活動していく予定です。

3年生の宮粼響己さんが「自分のできることをやっていきたい」と抱負を語ると、同じく3年の立石ありささんは「誰よりも早く駆けつけられる救急救命士になりたい」と決意を新たにしていました。