バルセロナのリザーブチームに所属する19歳のセネガル人ディフェンダー、ミカイル・エンゴル・フェイの獲得競争が勃発するかもしれない。フェイはまだトップチームデビューを果たしていないが、既にユヴェントス、インテル、チェルシー、アーセナルに加え、ドルトムントなども獲得を望んでいるとされている。『Football Italia』が伝えている。
強靭な肉体を持ち「怪物」の異名をとるフェイは左CBを主戦場とし、左SBもこなしている。その魅力はフィジカル面だけでなく、ドリブルで前に運ぶ推進力やロングボールで前線にボールを供給するパスセンスも併せ持っている。その総合力の高さから多くのビッグクラブの注目を集め、2023年夏にラファ・マルケス率いるバルセロナのリザーブチームに加入した。シャビ・エルナンデス率いるトップチームにはまだ所属していないものの、フェイは既にセネガルのA代表デビューを果たしている。
現在、財政難に陥っているバルセロナはフェイを放出する可能性があり、獲得には少なくとも1500万ユーロから2000万ユーロが必要になるとされている。
また、噂されているユヴェントスのDFグレイソン・ブレーメルがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した場合、ユヴェントスが本格的にフェイの獲得に乗り出すと『Calciomercato』は報じている。フェイの獲得は短期的にはブレーメルの穴を簡単に埋めるものではないが、長期的に見てディフェンスラインを育て上げるプランを練っているとした。
フィジカルの強さとスキルの豊富さを武器に注目を集めるフェイはバルセロナでトップチームデビューするのか、それとも移籍することになるのか、いずれにしても、世界トップクラスの舞台で活躍する日が来るのもそう遠くはないだろう。
外部リンクtheWORLD(ザ・ワールド)