トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミンが、同クラブの歴代得点ランキングで単独5位に浮上した。同クラブを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、偉大なキャプテンに賛辞を送っている。30日、『PA通信』が伝えた。

 トッテナムは30日に行われたプレミアリーグ第30節でルートン・タウンと対戦。3分に先制を許したものの、51分に追いつくと、86分にソン・フンミンが値千金の決勝ゴールをマーク。2−1で勝利した5位トッテナムは、1試合消化が多い4位アストン・ヴィラとの勝ち点差「3」をキープした。

 ソン・フンミンはトッテナムでの公式戦通算160ゴール目。1958年から1968年にかけて活躍した元ウェールズ代表FWクリフ・ジョーンズ氏を抜いて、歴代得点ランキングで単独5位に浮上した。

 ポステコグルー監督はルートン戦後、代表戦から帰還後に今季リーグ戦で15ゴール目を挙げたキャプテンを称賛。「きっと疲れを感じているだろう。間違いなくタフだ。長旅にもなるし、時差もある。だが、ソニーはそういった“しがらみ”には囚われない。彼はプレーできるとき、可能な限り高いレベルでプレーし、それを維持し続けることを望んでいる」と、そのメンタリティを称えている。

「代表チームでプレーすることと、このクラブでプレーすること。どちらも彼にとっては非常に重要なことだ。自身の基準を落とすことでどちらかを妥協することはありえないだろう。対戦相手に関係なく、またどんな試合であろうと、彼は常に『ベストを尽くさなければならない』という、本当に高いレベルの期待を自分に抱いている。そうなるのはとても難しい」

「彼はプレーするときはいつでも、可能な限り最高の水準を維持したいと願っているし、彼のプレーや努力、リーダーシップにそれが表れている。彼は長い間、このクラブで素晴らしいフットボーラーだったし、今後数年間もそうであることを願っている」

 チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指すトッテナムは次節、2日に敵地でウェストハムと対戦する。

■トッテナム歴代得点ランキング
1位 ハリー・ケイン 280ゴール(2011〜23年)
2位 ジミー・グリーヴス 266ゴール(1961〜70年)
3位 ボビー・スミス 208ゴール(1955〜64年)
4位 マーティン・チヴァーズ 174ゴール(1968〜76年)
5位 ソン・フンミン 160ゴール(2015年〜現在) 


【試合ハイライト動画】ソン・フンミンが決勝弾! スパーズ 2−1 ルートン