大胆な19禁の演技だけでなく、悪口を言う演技も話題を集めた。イ・ソムは「19禁の台詞は、私にはやはりレベルが高いと思いました。前半は監督に『監督、私悪口ですらあまり言えないのですが、大丈夫ですか?』と聞きました。(それを受けて)監督がしっかり台本を作ってくれました」と話した。

続いて「私は悪口が言えないのですが、監督も演技を見て『もともとこんなに悪口を言うのが上手だったの? 隠していたの?』と言われました。がむしゃらにやってみようと頑張ったら、できるようになりました」と笑った。

印象的な第6話のエピソードに関する裏話も公開した。イ・ソムは「いざ、撮影をしてみるとあまりにも辛かったです。スタジオで雨に打たれるのも初めてで、2日にわけて撮影をしたので、感情をキープする必要がありました。体力もなくなって、寒くて。見てみるとジェホンさんと私の唇が青いです。戦場だったと思いました。私も、ジェホンさん、監督、スタッフさんもすごく苦労して作ったシーンです。私もあのシーンがとても好きで、一番記憶に残っています」と話した。

ウジンは肉体的な浮気を、サムエルは精神的な浮気をして破局を迎える。イ・ソムは「個人的にウジンを演じた人間として、どちらがより悪いとは言い難いです。サムエルが精神的に他の人が好きになり、私は肉体的に浮気をしますが、どちらの方が悪くて、どちらの方がセーフなのか、バランスをとるために頑張りました」と明かした。

イ・ソムは「ウジンの性格上、ギソク(リュ・ドクファン)のところに行ったのは、愛しているからではなく、関係があったからだと思っています。私はバランスをとろうとしました。できるだけ、ギソクのところに行くまでは、ウジンが可哀そうに見えてほしくて、傷ついてカッとなってギソクのところに行ったことにしたいという思いが大きく、それが課題でした」と話した。

彼女は不倫と愛について「私はまだ結婚をしていないですし、チョン・ゴウン監督しか結婚していなかったので、結婚についてまだ知らないことも、気になることもたくさんありました。ウジンを演じながら、監督と話しながら、結婚生活について少し知ることができたと思います。不倫というのも、ウジンというキャラクターを通じてすごく悪いことであることを知りました。でも、愛することはいいことです」と語った。

続いて「結婚生活はしたことがありませんが、周りの友達がほどんど結婚しているし、大して違いはないと思いました。どこまでお互いを理解できるのかが、いつも気になっていました。夫婦と言っても、お互いに知らないことも多いですし、知りたいことも多いと思うので」と付け加えた。

イ・ソムは「LTNS」撮影後、結婚に対する考えが変わり、混乱したと明かした。これについて「元々悩んでいる部分がありましたが、考え方が変わったので。良い瞬間もたくさんあるけれど、関係が疎遠になり、不倫を目撃して(ドラマの)結果がそうなったように、とても慎重に結婚生活をしなければいけないと思いました。恋愛をするのと同じように考えてはいけないですし、次元が違う問題だと思いました。今も混乱していますし、(結婚については)以前よりも慎重に決めると思います。結婚したいと思っても、とても慎重に悩むと思います」と話した。