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 週末に行われたハノーファー96とのホーム戦において、3−4と敗戦を喫したブンデス2部ハンブルガーSVは、その翌日にティム・ヴァルター監督の解任を発表した。そもそも試合後はヨナス・ボルトSDは監督続投明言を避けており、「あまりにも容易に失点しており、自分たちのアプローチに根本的に自問自答しなくてはならないだろう。そこでの監督の役割は非常に重要だ。このままの戦いを続けていくわけにはいかない」とコメント。

 ボルト氏は選手たちとも意見交換を行い、決して気持ちの面で亀裂が入っていたということではなかったようだが、ただピッチ上でのプレーでのちぐはぐさは露呈されており、ヨナス・メッファートは「ホーム戦で連続して4失点しては、問題はさらに悪化することは避けられない」と悲痛な訴え。とりわけ1試合あたりの失点数が1.3から2.25にまで急増するなど、後半戦もヴァルター監督続投を決断したボルトSD自身の信頼にも関わる問題となるかもしれない。

今回の解任決定に際し、ボルト氏は改めて「ホームでの残念な敗戦を受けて、状況分析を行なった結果、今季の目標達成を危ういものとしないよう変化の必要性を確認した」と強調。なおアシスタントを務めていたフィリップ・タパロヴィッチ氏とユリアン・ヒュブナー氏もチームを去る一方、メルリン・ポルジン氏に関してはひとまず、暫定的にチームの指揮をとり週末のロストック戦に向けて準備を進めて行く。なおハンブルクは現在入れ替え戦となる3位。自動昇格圏内の2位キール、圏外の4位フュルトとは共に勝ち点差2。

 なお今冬にFCアウグスブルクからレンタルにて加入中の奥川雅也は、第18節のシャルケ戦より途中から出場するも、その後に膝への炎症が確認されて離脱。今夏より加入したアウグスブルクでも負傷により離脱を余儀なくされており、今シーズンはここまで公式戦わずか3試合、そのいずれも途中出場にとどまっているところ。