ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の新型モデルが2023年11月10日に発売した。小型化や軽量化といった改良のほか、価格にも変化が。これまでのPS5通常版は6万478円(税込、以下同)だったが、新型の通常版(ディスクドライブ搭載版)は6万6980円で、約6500円高くなった。

こうした値上げに便乗しているのか。フリマサイト「メルカリ」では、従来のPS5を、新型と同等の値段帯で転売する事例が出ている。

従来モデルなのに値上げ

プレイステーション公式ブログの10月11日付記事によると、従来と比較して、新型モデルのPS5は30%以上小型化。内蔵のSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)のストレージ容量は、825GBから1TBに増量した。重量面だと、通常版では18%以上、ディスクドライブのない「デジタル・エディション」では24%軽量化している。

一方、先述のように通常版の価格は、従来モデル6万478円のところ、新型では6万6980円に。デジタル・エディションに至っては4万9478円から5万9980円に変わり、1万円以上、上昇している。

ところで、新型モデルの製品としての型番は「CFI-2000」。従来モデルの型番は、「CFI-1000」「CFI-1100」「CFI-1200」と、1000番台が割り振られている。

記者がメルカリを見た限り、11月7日〜10日の間に、7万1000円の値段がついた「CFI-1100」が1件、6万9000円〜6万9500円の「CFI-1200」が、少なくとも3件出品されている(いずれも通常版)。もちろん、今回の新型モデルとは仕様が異なる。誤って購入しないよう、注意が必要そうだ。

新型モデルも早速転売

PS5新型モデルそのものも11月10日現在、複数の高額転売例がある。通常版は8万4200円と7万7000円の価格で計2件、デジタル・エディションでは7万3800円で1件、出品が見つかる。

なおメーカー公式ECサイト「ソニーストア」では、新型モデルの通常版、デジタル・エディションともに通常価格で注文可能だ。