秋になり、「焼き栗」などの栗を使った料理を作る機会が増えます。そんな中、経済産業省の製品事故対策室が、オーブンやレンジで栗を加熱する際の注意点について、X(旧ツイッター)で解説しています。

加熱時は殻に切り込みを入れること

 製品事故対策室によると、栗は殻の内側に水分を多く含んでいます。そのため、オーブンやレンジで栗を加熱する際に、殻に切り込みを入れなかったり、切り込みが甘かったりした場合、加熱により発生した水蒸気が閉じこもることで内部の圧力が高まり、破裂してしまうということです。

 もし栗が庫内で破裂した際に、そのままオーブンやレンジの使用を続けた場合、飛散物が原因で発火する恐れがあります。

 製品事故対策室は、「(栗を)加熱する際は『栗の半周程度の長さ以上の切り込みを入れて』から加熱しましょう」とX上で注意を呼び掛けたほか、普段から庫内を小まめに掃除することが重要だと説明しています。