2023年10月5日放送の音楽番組「これが定番!世代別ベストソング ミュージックジェネレーション」(フジテレビ系)で、シングル売上ランキング1位に紹介されたSMAPの楽曲の映像が使われなかったとして、インターネット上で不満や怒りの声が上がった。

「世界に一つだけの花」CDジャケット写真にサビ部分が流れるのみ

番組内では昭和、平成、令和3世代の「シングル売上ランキングTOP8」が紹介された。

平成元年(1989年1月23日付)〜平成31年(2019年5月6日付)の集計期間のランキングで、何の曲がランクインしたか当てるクイズとして出題された3位の「だんご3兄弟」以外は、8位のDREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」や5位のCHAGE and ASKA「SAY YES」、4位の米米CLUB「君がいるだけで」など、6曲がライブ映像やミュージックビデオの映像付きで紹介された。しかし1位のSMAP「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」だけは、CDジャケットの写真とともにサビ部分が流れただけだった。

SMAPは2016年の解散以降、地上波のテレビ放送で5人揃った映像が一時流れなくなったとして、ファンらから不満の声が上がることが少なくなかった。ジャニーズ事務所の東山紀之社長は23年10月2日、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて開いた会見で、退所したタレントについて「圧力等々かけることはない」「退所したからと言って遠ざけるわけではない」、ジャニーズアイランドの井ノ原快彦社長も「自分の仲間に圧力をかけるということは今後あり得ない」と話していた。

しかし今回SMAPの映像が流れなかったことで、インターネット上では

「CD売上平成1位のSMAP世界に一つだけの花の映像を流さないフジテレビに猛抗議します。映像を流さない理由を教えてください」
「こういう事がなくなっていかないと創業者一族がまだ実権を握ってると思われる」
「まだSMAPの映像は出ないのか! なんで!?結局変わらないのか...泣けてきた...」
「ジャニーズ問題は解決してない証拠だろ」

など、不満や批判の声が相次いでいる。