Image: FreedomGPT

これ日本語でもスラスラ使いたい!

いま自然な会話をしながら、入力した質問に答えてくれるAIチャットサービスが人気です。この分野で先端を行く「ChatGPT」の躍進は目ざましいものがありますよね。

あとはMicrosoft(マイクロソフト)がWindowsやBingで使えるように力を入れていたり、Google(グーグル)だって「Google Bard」の開発に余念がありません。

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ところが、ちょっと心配なことだってあるはず。というのも、あのAIとの会話ってどこかに筒抜けじゃないよね?

オンラインで情報を垂れ流してしまってない? そんなプライバシーへの懸念もあがってます。そこで完全無料のオフラインAIチャットなんていかがでしょう?

FreedomGPTは無料でパソコンに入れられる

日本ではほとんど知られていませんが、AIチャットサービスの「FreedomGPT」には、ほかにない魅力が詰まっています。オンラインでつながって使える有料サービスとは別に、なんとWindowsならびにmacOSのパソコンへ、無料でダウンロードできるバージョンが用意されているんですよね。

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AIチャットの心臓部ともいうべき大規模言語モデルとしては、Metaが開発を進めてきた「LLaMA」があります。あとはLLaMAをスタンフォード大学が磨きをかけた「Alpaca」もあって、どちらでも選択してダウンロード可能。

両言語モデルともフルバージョンとファストバージョンがあり、軽く速く答えが欲しい場合は、ファストバージョンを選びましょう。

パソコン本体のメモリは最低6GBで大丈夫らしいので、それほどハイスペックなマシンじゃなくとも快適に使えそうです。

オフラインで使えてしまう強味

パソコンへダウンロードして使えるFreedomGPTは、その最大の強味はプライバシー保護レベルの高さにあるでしょう。

質問を入力して、オンラインで答えを返してくる他のAIチャットサービスとは異なり、まったくインターネット上に入力情報を送ることなく回答を入手することができます。

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デザインは、そこまで洗練されたものではありませんが、一般的なAIチャットサービスの利用時と大差ありません。

そもそも英語でバリバリ使ってみると、オフラインのFreedomGPTと、ほかのオンラインのサービスとの違いを格段に感じることはあまりないという感想のようです。

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用意されている大規模言語モデルを、左上で入れ替えて質問してみることも可能。Alpacaを選ぶほうが、ややしっくりした回答が返ってくることが多かったんだとか。

もしChatGPTに入力すると、その質問には倫理的に答えられませんと返ってくるような内容でも、オフラインで検閲が一切ないFreedomGPTだとすべて答えてくれるらしいですよ。

ただし、会話の履歴が保存されることも一切ないので、以前した質問内容を引き継いで回答が来るなんて賢さはありません。

AIとつながるサービス。とっても便利なようで、なんだかどこまでつながって渡した情報が使われてしまうのか怖い〜。

そんな不安を覚えるユーザーにとって、FreedomGPTは最適解となりそう。これスマホ版が出てくれたら最高でしょうかね?

Metaの生成AIがInstagramにやってくる。ChatGPTとはひと味ちがいます

Source: FreedomGPT