2003年1月に発売されたデビューシングル「ウェカピポ」で、Diggy-Mo'(Main MC)のメロディックで独特な巻き舌のボーカルが話題となり、同年8月に発売されたファーストアルバムが50万枚の大ヒットを記録したSOUL'd OUT。そんな彼らが2006年9月27日に13枚目となるシングル「Starlight Destiny」を発売する。
■新曲「Starlight Destiny」は、サウンド面ではブラスの音色など、ちょっと懐かしいディスコティックな雰囲気や、ソウルクラシックのテイストが感じられたのですが、その辺りは今回意識されたことでしょうか?
Shinnosuke:そうですね。僕らはソウルミュージックが好きで、ディスコでバイトしていた経験とかもあったりして、デビュー当時から「SOUL'd OUTらしい感じってどうなんだろう?」って模索しながら、そういった音を取り入れてきたりしたので、そこら辺の生楽器系を使ったりとか、ディスコっぽいのはちょうどド真ん中なので、僕らなりに。
■曲を作る時に、ライブ感のようなものはイメージされるのでしょうか?
Diggy-MO':具体的なコール&レスポンスがどうのってよりは、何をライブでどういう風に伝えたいかとか、そういうことの方が最近は多いですね。
■今回の歌詞の内容は、音を聴いた段階でイメージされたのでしょうか?
Diggy-MO':結構、スタートが暗黙の了解で、SOUL’d OUTの1番ど真ん中の方向を狙ってやるみたいな血気があったので、そこに向けて3人がバーっと走り出す感じで。もうおのずと長年の経験と流れで。
■歌詞は時間が掛かりましたか?
Diggy-MO':こういうタイプの曲はやっぱり1年間なり、今までの自己の人生観的な部分があるので。日々思ってきていることをバーンという状態の部分もあるし、そこからちゃんと自分で整備していくことでもあるし、時間は掛かりますね。
■例えば映画や本などから詞のテーマやヒントを得ることはありますか?
Diggy-MO':何でもでしょ、映画一本観てもそうだし。ただ、意外と書き進めていくと、「どこが関係あったんだろう?」というぐらい、インスピレーションの元と関係無くなったりするんですよ。結局は、切っ掛けなのかな。
■その内容云々よりも、制作活動の刺激を与えられるぐらいのニュアンスですかね?
Diggy-MO':そうなんでしょうね。それで色々と引き出しがたまって、組み合わさっていって、みたいなのが自然にあるじゃない?あまり分からないけど。ノリにノッてる時はバカみたいにできるけど、全然そうじゃない時はすごくツマラナイ(笑)。
■スランプというか、ダメな時は今までありました?
Diggy-MO':ありますよ。
■そういう時は個人個人で解決されるんですか?それとも全員で話し合ったりするんですか?
Diggy-MO':どうなんだろう?何か確認し合う時がありますけどね。やろうとなっても、「正直取り掛かってるけど何もなくてさー」とか、空回っちゃってる時とか。あまり問題にはならない程度でありますね。■デビューして3年半が経ちましたが、何か変わったと感じる部分はありますか?
Diggy-MO':幹が太くなっているというのはありますね。個々がメンタルで強くなったり、そういう部分ではありますけど、基本は変わってないですね。
■変わったと感じるのはどういう時ですか?
Diggy-MO':何でもじゃないですか。レコーディングしていてもそうだし、単純にスキルアップという意味でも。ライブの時とかやっぱり、それぞれの「何かしてやろう」という狙いは個々にあるじゃないですか、絶対。だからビートボックスにしても新しいネタをライブで披露したり。
■個々で得たものを3人で集まった時に出し合うという感じでしょうか?
Diggy-MO':そうですね。情報交換ぐらいは雑談レベルでやってますけど。
■普段、仕事以外で一緒になることはないですか?
Diggy-MO':まぁ、基本は毎日一緒ですからね(笑)。ないと言えばないですけど。たまにメシ食いに行ったり、楽曲制作の時に家に行ったりとか、そういうのはありますね。
■家というのは宅録というか、簡単なプリプロ・スタジオみたいのものがあるんですか?
Diggy-MO':ボーカルまでは録らないですけど、Shinnosukeの家がスタジオになっていて。
Shinnosuke:チャッチイですけどね、チョロっとしたのが(笑)。すごくしっかりしたスタジオのように防音はしていないので、常識の範囲ですけど。
■簡単なデモは大体録れると。
Diggy-MO':そうですね。具体的なリクエストがあった時とか、とりあえずは。
■以前からそういう制作環境なんですか?
Shinnosuke:うん、ほとんど変わってないですね。作り方、やっていく方向にしろ、環境にしろ。
Diggy-MO':セミの声が入るぐらい、救急車とかね(笑)。
一同:(爆笑)。
■今年の夏は、サマーソニックなどイベントにも数多く出演されましたが、やはりイベントはワンマンとは違う感覚がありましたか?
Diggy-MO':それは、ありましたね。アウェイという感じは。
■そのアウェイでやる際は、ワンマンとは違う心構えのようなものはあるんですか?
Diggy-MO':何て言うんだろうな…プロモーション?すごく平らな言い方に聞こえるかもしれないですけど、実際プロなので、「ちゃんとプロモーションしなきゃ」という良い意味の強い気構えはありますよね。■皆さん、音楽以外で何か趣味はあるんですか?
Bro.Hi:バイクですかね。
Diggy-MO':俺、趣味無いんですよね、本当に。
■趣味とまでいかなくても、リラックス方法みたいなものはありますか?
Diggy-MO':突然、山に行ったりとかしますけどね。
■結構アウトドアじゃないですか(笑)。
Diggy-MO':「山に行く」って言うと、何か登山的な感じがするけど、別に車で山の1番上まで行って折り返すという感じですけどね(笑)。
■Shinnosukeさんは?
Shinnosuke:最近、ガンプラ作りを。ちっちゃい頃にすごくやっていて、一時期ずっとやれなくて、大人買いができるようになってからは貯まる一方だったんですけど、ここ最近作り出して。この間、ガンプラエキスポってのがあったんですよ。それの限定モデルで、初代ガンダムのシルバーメッキバージョンというのがよくできてるんですよ、昔のとは全然違う。
■皆さん、インターネットはやられますか?
Bro.Hi :何でも調べ物をする時は便利だなと思いますね。結構昔の初代ファミコンとかあったじゃないですか。それの攻略サイトとかよく見てますね。
Diggy-MO':俺はやらないですね。
■携帯でメールとかも?
Diggy-MO':携帯もやんないですね。もう面倒臭くて。メールは普通にしませんね。
■Shinnosukeさんは?
Shinnosuke:ネットオークション。結構、CDとかが多いですかね。中古CDを探しに行くのが面倒臭いので。逆にレア物だったらピンポイントに探せたりして。あと、TVのニュースを見れない時は大体調べたりしますけどね。
■最後に、今後やりたいことを教えて下さい。
Diggy-MO':特にないですけど、いい曲を作って、いいライブを。個々に向上心を持って出来ればいいんじゃないかなって。
Bro.Hi:安定して活動していければいいと思いますね。
Shinnosuke:あまり声を大にして言うほど、基本的に無いと言えば無いんですけど。ずっとやっていきたいですね、流行りすたりもあるとは思うんですけど。
■周りで何が流行っているかとかではなく、自分達のやりたいことがしっかりとある感じでしょうか?
Shinnosuke:うーん、結局そうなんでしょうね。当然、流行りの中に居なくちゃいけない部類の人達だと思うので、敏感になることとかはあるんですけど、振り回される様なことはしたくないので。
・SOUL'd OUTからの動画メッセージ
・SOUL’d OUT - アーティスト情報
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