2006年3月、ボーカルSHUNの脱退とともに完結したEXILE 第一章。その約3カ月後、第二章の開幕に向け“EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 〜ASIAN DREAM〜”がスタートした。7月に東京、福岡、名古屋、大阪、仙台、札幌にて行われた第1次審査には約10,000名の応募者が参加。その中から8月に行われた第2次審査に進んだのは108名、更に9月3日に行われた第3次審査には11名が進んだ。

 そして9月22日、日本武道館にて行われた最終審査に勝ち進んだファイナリストはわずか6名。施鐘泰、田崎敬浩、前田雄一郎、WARNERの4名に、ATSUSHIと共にCOLORのメンバーであるTAKA、そして2000年に行われたASAYAN超男子オーディションにATSUSHIと共に参加したNesmithが加わり、約13,000人の観客が見守る中で最終審査が行われた。

 360度を客席が取り囲む形で場内中央に八角形のステージが設けられ、その中心からは対角線上に二本の通路が伸びる。18時52分、場内の照明が落とされると、ステージ上に吊り下げられた4面のスクリーンにこれまでのEXILEの軌跡を綴った映像が流れ始め、SHUNの脱退が報じられた新聞記事が映し出された時には場内から悲鳴が上がった。5人での「Eastern Boyz 'N Eastern Girlz」からライブがスタートすると、パフォーマーとして6月から新加入したAKIRAが登場して6人となり、「LET THE MUSIC PLAY」「YES!」「DIAMOND」を披露した。

 最初のMCの後、ファイナリスト6名の紹介映像がスクリーンに映し出されると、ステージ下から1人ずつ交代で登場し、第2次審査の課題曲「Lovers Again」を6人6様のソロで歌い上げる。そして再びEXILEのメンバーがNEVERLANDと登場して「ROCK DA HOUSE」「One for All All for One」で場内を大いに盛り上げたかと思うと、今度は一転してATSUSHIがソロで「ただ…逢いたくて」をしっとりと歌い上げてみせた。

 続いて今度は、ファイナリストがEXILEのメンバーと一人一曲ずつ共演する。WARNERが「STYLE」、前田雄一郎が「STAY」、施鐘泰が「永遠」、田崎敬浩が「運命のヒト」、TAKAが「EXIT」、Nesmithが「Fly Away」をそれぞれメンバーと共に歌い、最後のパフォーマンスを終えた。

 アニメ、写真集、ニューシングル発売、2007年の全国ツアー開催とファンにとって嬉しいニュースが発表された後、いよいよ合格者の発表の瞬間が訪れる。観客の心音が高まっていく中、6人のメンバーに囲まれてステージ中央から姿を現したのは、最年少ファイナリストの田崎敬浩だった。

 7人のEXILEになって最初の曲は、想い出深い「Choo Choo TRAIN」。曲の途中で、涙ぐんで自分のパートを歌うことができない田崎を他のメンバーが励ます姿や、これからパートナーとなるATSUSHIと肩を抱き合う場面なども見られた。最後は、EXPGのダンサー、NEVERLAND、そして今回惜しくも選ばれなかった5人のファイナリスト全員が登場し、約3カ月に及ぶオーディションが終了した。そして同時にEXILE 第二章がここに開幕した。

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