昨季限りでシャルケ退団、MLSリーグでの新たなチャレンジへ

 日本代表DF吉田麻也は昨シーズン限りでドイツのシャルケとの契約が満了を迎え、アメリカのメジャー・リーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)に加入した。

 長く欧州で過ごしてきた吉田だが、キャリアの今の時点でのMLS入りは正しかったと感じているようだ。英メディア「90Min」が報じている。

 移籍金ゼロでLAギャラクシーに加入した吉田は、34歳とベテランの域に達している。クラブからは戦力としても期待されているが、同時に19歳のアメリカ代表DFジェイレン・ニールに経験を伝えることも求められている。

「若いチームにあって、僕は多少、経験を積んでいる。もちろん、そこがクラブが期待しているところだと思う。監督と話をした時に、彼が僕に求めていたのもそれだった。それは僕がクラブでも、日本代表でも好んできた役割だから、とてもありがたいこと。でも、まずはいいプレーを見せなければいけない。そうでなければ、誰も納得してくれない」と、吉田は最初の記者会見で語った。

 そして、アメリカに移って、すでにチームの置かれた環境には驚かされているという。「クラブの設備、スタジアムやクラブがどんな組織になっているかを見たいと思っていた」と言う吉田は「ここまで彼らがしてくれたことには、とても感謝している。正直なところ、直近の2クラブ(イタリア1部サンプドリアとシャルケ)よりも、はるかにいい。プレミアリーグのクラブにとても似ている。そして、こういう組織があるというのは、正しいクラブだということだし、正しい判断をしていて、正しい方向に進めているということだと思う」と、続けた。

 今シーズンは低迷しているLAギャラクシーだが、高いポテンシャルを持っているのは間違いないだろう。吉田は期待に応えて、クラブを上昇させることができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)