EXOのディオが、映画「THE MOON」やメンバーについて語った。

ディオが出演した映画「THE MOON」(監督:キム・ヨンファ)は、事故によって宇宙に1人残された宇宙飛行士のソヌ(ディオ)と、必死に彼を助けようとする元宇宙センター長のジェグク(ソル・ギョング)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の総括ディレクターのムニョン(キム・ヒエ)の死闘を描いた。ディオは孤立した韓国の宇宙隊員ファン・ソヌを演じた。

先月、ソウル昭格洞(ソギョクドン)のカフェで行われたOSENとのインタビューで彼は、「メンバーたちは、細かく『君の演技はここではこうだったし、あそこではこうだった』などのコメントはしませんが、『映画を観たよ。面白かった』と言ってくれました」と明かした。

ベクヒョン、シウミン、セフン、チャンヨル、チェンらEXOのメンバーたちは、先月永登浦(ヨンドゥンポ)タイムスクエアで開かれた映画「THE MOON」のVIP試写会に出席して友情をアピールした。

ディオは“宇宙人”を演じた感想について、「最初に宇宙服を着た時、『うわ〜、これを着て演技ができるかな?』と思いました。動きの制限が多かったからです」とし、「服も重かったですし、ブーツを履いていて大変だった記憶があります。予想していたよりも動きが制限されて大変な部分はありました」と打ち明けた。

続いて、ディオはソヌというキャラクターについて「自分が考えたことを突き通す点は僕と似ていますが、僕は彼ほどの勇気はありません。ソヌは1人で月に飛び込みますが、僕だったらできなかったと思います。ソヌと人間ディオは違います」と比較した。

宇宙で漂流したソヌは、映像を通じて地球の宇宙センターとコミュニケーションを取る。これについて彼は「映画の中の状況に合わせて、宇宙船の中で僕1人で演技しました。そのためすぐに没入できたんです。目の前で撮るカメラもなかったですし、宇宙船が揺れますし、イヤモニをつけていた状態だったので、まるで自分が宇宙船にいるようでした。相手が目の前にいなかったにもかかわらず、状況的にリアルだったので、演じやすかったです」とし、空間が与える力のおかげでキャラクターに没頭できたと打ち明けた。

先輩ソル・ギョングとの共演については、「最高の先輩です。先輩の周りにいるスタッフはもちろん、誰にでも気兼ねなく接してくれるんです。簡単に表現すれば、近所の気取らないおじさんのような感じです」とし、「大先輩だということを感じさせないほど気が楽です。舞台挨拶でも、自分から冗談を言ってくれて、和やかな雰囲気にしてくれました」と感謝の気持ちを伝えた。

「『THE MOON』は、SF映画というより、韓国型の宇宙サバイバルドラマです」と定義した彼は、「この映画がどのように出来上がるか気になっていました。(CGやVFXが多く使われたが)制作費を抑えることができたのは、宇宙にいる瞬間を表現する時、無重力の状態に置かれたようにゆっくり歩いたからです(笑)。その時はCGの力を借りていない状況でした。でも、重い宇宙服を着てゆっくり歩くのは本当に大変でした。振り付けをする時にそういう動きもありましたが(笑)。体感的に宇宙服の重さは10kgだったのですが、聞いてみたら実際には5〜6kgくらいでした」とエピソードを語った。

宇宙用語を覚えるのは大変ではなかったかと尋ねると、「EXOの活動でも、韓国語バージョンと共に中国語(&日本語)のアルバムを出したことがあります。だから今回宇宙用語を覚える時も、意味は分からないけれど、キャラクターが感じる気持ちが重要だと思いました。ただ、分からない状態で覚えました」と話して笑いを誘った。