韓国で圧倒的な人気を誇る高校生ラップ・サバイバル番組での優勝を機に、一躍脚光を浴びたラッパーHAON。パク・ジェボムとHoodyを迎え、ラテンムード漂うビートでヒットした「NOAH」で会場を熱く盛り上げると、ラストはHAONらしい文学的なリリックで大ヒットした「Boong-Boong」の高速ラップで観客を圧倒。熱い夏の空の下、気持ちよさそうに水を浴びながら、楽しそうにパフォーマンスする姿が印象的だった。

続いて登場したのは、HIPHOPに限らず多くのアーティストの楽曲に参加し、プロデューサーとしても大活躍するラッパーのGiriboyと、2019年に日本ツアーを行い日本の人気ラッパーともコラボ経験もある実力派ラッパーKid Milli。フェス定番曲「Good Day」で盛り上げると、超人気曲「flex」では、チルな雰囲気のゆるいテンポに楽しそうに身を委ねる観客の姿も見られた。多くの曲を準備してきたという「WATERBOMB NAGOYA 2023」のステージで、改めて2人の圧倒的なスキルを感じた人も多いのではないだろうか。

続いて会場を熱く盛り上げたのは、韓国の人気オーディションプログラムにラップマスターとして出演したことで、さらに多くのファンから注目を集めるようになったpH-1。メロディアスなR&Bサウンドの「NOT SORRY」、pH-1の柔らかな歌声が堪能できる「Nerdy Love」など、感性的な楽曲のステージの後に、重低音が体に響く「TELÉFONO Remix」や「The Purge」などの思わずジャンプしたくなる楽曲を立て続けに披露するなど、緩急のバランスが素晴らしいステージングで魅せた。

夕焼けが美しい時間になって登場したのが、韓国で「信じて聴ける組み合わせ」と呼ばれ、圧倒的な人気を集めるコンビLOCO&GRAY。優しいメッセージの歌詞とメロディが心地良い「Just Do It」や、会場を一気にクラブフロア状態にした超人気曲「TTFU」、R&Bのリズムが夕焼けに映える「Too Much」など多彩な楽曲で魅了。さらに「No Manners」ではコールアンドレスポンスで会場を一つにし、2人の個性と相性の良さを見せつける最高のステージで会場を盛り上げた。

続いてステージに登場したのは、アジアNo.1マルチエンタテインメントグループSUPER JUNIORのウニョクとドンヘによる派生ユニットSUPER JUNIOR-D&E。1曲目から「B.A.D+Danger」の激しいダンスと炎の演出で会場は一気にヒートアップ。夏の雰囲気にぴったりの「'Bout you」、ユニットデビュー曲で、サビの大合唱がとにかく楽しい「Oppa, Oppa」まで、「さすが!」と唸ってしまうほど完璧なライブを見せてくれた。

三日月が綺麗に見える時間になった「WATERBOMB NAGOYA 2023」のステージに登場したのは、K-POP界の伝説のアーティストことBIGBANGのD-LITE。1曲目の秦基博から楽曲提供された「D-Day」でアクセル全開。久しぶりに日本ファンの前に戻ってきたとは思えないほどの流暢な日本語のトークも健在だった。その後も、いきものがかりの水野良樹から楽曲提供された「VENUS」で見せた伸びやかな高音や、他のメンバーの日本語歌詞も頑張って覚えたというBIGBANGの大ヒット曲「FANTASTIC BABY」でのパワフルな歌声まで、D-LITE完全復活を印象付ける最高のパフォーマンスで会場を盛り上げた。

「WATERBOMB NAGOYA 2023」2日目のトリを飾ったのは、「WATERBOMB」の常連アーティストであり、絶えることなくそのカリスマ性を証明するレジェンドアーティストパク・ジェボム。洗練されたグルーヴのラップとパフォーマンスで大ヒットした「All I Wanna Do」で登場すると、会場から大歓声が上がった。5月に発表した最新シングルで、Zion.Tを迎えて披露されたロングヒット中の楽曲「Candy」では、ダンサーとの息のあったダンスを披露した。アンコールではLOCOとGRAYも登場して「Who You?」のパフォーマンスを披露し、会場の雰囲気は最高潮に。毎年、史上最高のステージを披露し続けるパク・ジェボムらしいステージで「WATERBOMB NAGOYA 2023」のラストステージを完璧に締め括った。

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■番組情報
「WATERBOMB JAPAN」
<会場/開催日時>
【東京公演】会場:ベルーナドーム(埼玉)
2023年7月29日(土)開場12:00、開演 14:00
BIGBANGのD-LITE、2PMのニックン&Jun. K、EXO-SC、ATEEZ、キム・ヒョナ、MAMAMOO+、GOT7のユギョム、LOCO、Sik-K、HAON

2023年7月7月30日(日)開場10:30、開演 12:30
SHINeeのテミン、パク・ジェボム、IZ*ONE出身クォン・ウンビ、元Wonder Girlsのソンミ、pH-1、GRAY、ASH ISLAND、BIG Naughty、BE'O、ちゃんみな

<チケット販売情報>
東京公演:TEAM RED 一般1日券/TEAM BLUE 一般1日券
※チームはウォーターファイト区分のために分けられます。観覧区域、入場方式に差はありません。

<主催>
WATERBOMB JAPAN
(株式会社SHOWK、Enterbrand Co,INC、株式会社Birdman、株式会社Entertainment Next)
<企画/制作>
株式会社iTONY INTERNATIONAL

■関連リンク
・「WATERBOMB JAPAN」特設サイト