このところ大きなムーブメントの一つとなっている人工知能チャット。世界に散る様々な情報を一瞬にして収集し、質問に的確な答えを返してくれる。

今回はそのChatGPTに「日本人サッカー選手で最も偉大なミッドフィルダーTOP5を教えてください」と聞いてみた。

5位:香川真司

所属したクラブ:セレッソ大阪、ボルシア・ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッドなど

現在:セレッソ大阪所属

ChatGPTが5位に選んだのは香川真司だった。

みやぎバルセロナからセレッソ大阪に加入し、クラブチーム所属でありながらも高校在学中にJリーガーとなった初のケースに。J2降格をきっかけにポジションを掴むと、前線の要として凄まじい技術と得点力を発揮し、ドイツ・ブンデスリーガの名門ボルシア・ドルトムントへと羽ばたいていった。

そしてブンデスリーガ2連覇に貢献した後日本人初のマンチェスター・ユナイテッド加入にも成功。プレミアリーグでハットトリックを決めるなどいくつかのインパクトを残し、その後ドルトムントへと復帰。さらにベシクタシュやレアル・サラゴサ、シント・トロイデンなどを経て古巣セレッソ大阪に戻っている。

ChatGPTは「香川真司(かがわ しんじ):香川はミッドフィールダーとしても非常に優れた選手です。彼のテクニック、ドリブル、クリエイティビティは素晴らしく、日本代表や海外クラブで多くの成功を収めました。」と評価している。

4位:中田英寿

所属したクラブ:ベルマーレ平塚、ペルージャ、ローマ、パルマなど

現在:引退

ChatGPTが4位に選んだのは日本サッカー界のパイオニアの1人、中田英寿であった。

韮崎高校からベルマーレ平塚へと加入し、高卒新人ながらもJリーグでレギュラーとして活躍。鋭い「キラーパス」と日本人離れしたフィジカルの強さを武器とし、1998年のフランスワールドカップに出場した。そして若くして当時の世界最強リーグであるイタリア・セリエAへと移籍した。

ローマではファビオ・カペッロ監督の下でスクデットを獲得。それからパルマではアドリアン・ムトゥやアドリアーノとともに「トリデンテ」という伝説的な3トップを形成した。2006年ワールドカップ終了後に若くして現役を離れたが、その引退劇も伝説的なエピソードの一つである。

ChatGPTは「中田は日本のサッカー界のレジェンドであり、ミッドフィールダーとしても非常に優れた選手でした。彼のテクニカルなスキル、洞察力、リーダーシップは卓越しており、日本代表や海外クラブで多くの栄誉を獲得しました。」と説明している。

3位:本田圭佑

所属したクラブ:名古屋グランパス、VVV、CSKAモスクワ、ミランなど

現在:選手、指導者、実業家、解説者など

そしてChatGPTが3位に選んだのは昨年末のワールドカップ2022で解説者としてブレイクした本田圭佑だった。

星稜高校から名古屋グランパスに加入し、新人からサイドバックなどのポジションを任された。さらに五輪代表でインパクトを残し、オランダリーグのVVVフェンローへと移籍。2部リーグで圧倒的な得点力を見せつけ、ロシアの名門CSKAモスクワへと引き抜かれていった。

その後は自身の憧れでもあったミランで背番号10を任されたものの、当時の低迷するクラブで苦戦。退団後はメキシコやブラジル、アゼルバイジャン、リトアニアなどを流れる国際的な選手に。またプレーの傍らカンボジア代表の実質的な監督を務めるなど、サッカー以外でも活躍している。

ChatGPTは「本田は万能なプレースタイルで知られていますが、ミッドフィールダーとしても非常に優れた能力を持っています。彼のパス、シュート、戦術的な理解力は傑出しており、日本代表や海外クラブで活躍しました。」と評している。

2位:中村俊輔

所属したクラブ:横浜F・マリノス、レッジーナ、セルティック、エスパニョール、ジュビロ磐田、横浜FCなど

現在:ジュビロ磐田コーチ

そしてChatGPTが2位に選んだのは世界最高クラスのフリーキッカーとして知られた中村俊輔であった。

高卒で横浜マリノス(当時)に加入して活躍を見せ、日本代表でもインパクトを残したものの、2002年のワールドカップではメンバー落ち。その悔しさを持ってイタリア・セリエAのレッジーナへと移籍し、ヨーロッパでも活躍を見せた。

スコットランドのセルティックでは長く右サイドのアタッカーとして中心的な選手となり、マンチェスター・ユナイテッド相手の2発のスーパーフリーキック、オールドファーム・ダービーでの驚愕ミドルシュートなどでチーム屈指のレジェンドと評価される存在に。

ChatGPTは「中村はミッドフィールダーとしても非常に優れた選手でした。彼のテクニック、ビジョン、シュート力は世界的に称賛され、日本サッカー界での名声を確立しました。」と評している。

1位:長谷部誠

所属したクラブ:浦和レッズ、ヴォルフスブルク、ニュルンベルク、フランクフルト

現在:アイントラハト・フランクフルト所属

ChatGPTが1位に選んだのはブンデスリーガで長くプレーを続けてきた長谷部誠だった。

浦和レッズに新卒で加入したときには和製カカとも言われたドリブラーであったが、欧州に渡ってから守備的な役割をこなすボランチとして才能を開花させた。また日本代表でもキャプテンを務め、個性ある選手たちを見事にまとめあげる手腕を見せた。

アイントラハト・フランクフルトでは39歳になってもプレーを続け、センターバックとして貴重な役割をこなしている。まさにこれまでの日本人選手ではありえなかったようなキャリアの晩年を迎えている。

【関連記事】U-20日本代表、今年中に森保監督のA代表へ招集されても驚かない3名のタレント

ChatGPTは「長谷部は日本代表や海外クラブでの活躍が著名であり、ミッドフィールダーとして優れたパフォーマンスを示しました。彼のリーダーシップ、戦術理解力、パスセンスは非常に高く、国内外で高い評価を受けています。」と説明した。