GoogleがジェネレーティブAIを検索結果表示に用いる「Search Generative Experience」のテストを開始しました。Google検索にジェネレーティブAIを組み込むことで「複雑なトピックに関する短い解説を表示」「ウェブ上の情報をまとめて役立つヒントを表示」といった機能が実現しています。

How to use Google’s AI Search Generative Experience

https://blog.google/products/search/search-generative-ai-tips/

How Google is improving Search with Generative AI

https://blog.google/products/search/generative-ai-search/

Googleは2023年5月10日に開催した年次開発者会議「Google I/O 2023」でGoogle検索やGoogleマップ、Google WorkspaceにジェネレーティブAIを活用した機能を追加することを発表しました。そして、2023年5月25日にはGoogle検索にジェネレーティブを組み込む「Search Generative Experience」が新機能早期体験プログラム「Search Labs」の参加者向けに提供開始されました。

以下の画像では、「3歳以下の子どもと犬を連れて家族旅行に行く場合、ブライスキャニオン国立公園とアーチーズ国立公園のどっちがオススメ?」と検索した結果、AIがブライスキャニオン国立公園とアーチーズ国立公園に関する「犬の同伴は可能か」「子どもが何を学べるか」といった情報をまとめて回答しています。



「坂道を伴う5マイルの通勤に適した自転車」と検索すると「坂道には電動自転車がオススメ」という情報と共に自転車の商品ページを提示してくれました。



続けて「赤い電動自転車」と入力すると「坂道を伴う5マイルの通勤に適した赤い電動自転車」の検索結果が表示されました。



Search Generative Experienceのテスト版は以下のリンク先で公開されています。しかし、記事作成時点では日本からのアクセスは不可能な状態でした。Search Labsのヘルプページを確認したところ、「近いうちにアメリカ以外の地域にも拡大予定」という旨が記されていたので、気長に待つしかなさそうです。

Try experiments in Search Labs

http://labs.google.com/search