アスレチックス番カワハラ記者「質問のほとんどを理解していることが伝わってきます」

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手は4月1日(日本時間2日)の本拠地・エンゼルス戦でメジャーデビューする。阪神からポスティングシステムを利用して移籍してきた右腕はメジャーで活躍できるのか。サンフランシスコ・クロニクル紙のマット・カワハラ記者は右腕の人間性にも注目している。

 1月の入団会見では「Call me Fuji」などと約80秒の英語スピーチが話題になった。その記者会見を取材していたカワハラ記者は今も感銘を受けているようだ。「とても感心させられました。今のところ取材をする時は通訳の方が一緒にいて対応していますが、質問のほとんどを理解していることが伝わってきます。チームメートと話す時は通訳なしでも大丈夫だと思います」。

 藤浪によれば、聞き取りはOK。発信については「中学生、高校生が習う単語を並べておけば、向こうも拾ってくれる。話そうとする姿勢が大事なのかなと思います」という。この自ら溶け込もうという姿勢に、カワハラ記者は感心しているようだ。

「クラブハウスでは好かれているようですし、彼はファンの間で人気者になることは間違いないでしょう」。投球では2桁勝利を期待するカワハラ記者。プレーだけでなく、人間・藤浪晋太郎にも太鼓判を押した。(小谷真弥 / Masaya Kotani)