今季のアーセナルの行方には多くの注目が集まっている。1試合消化試合数が多い状況ではあるが、2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を8つけ、プレミアリーグ首位に立っているからだ。

アーセナルがリーグ制覇したのは、無敗優勝を成し遂げた2003-04シーズンが最後。19年ぶりの歓喜の瞬間を現地で見届けたいというファンも多いことだろう。

そのため、5月29日にエミレーツ・スタジアムで行われるリーグ最終節アーセナル対ウォルバーハンプトンのチケットの値段が異常なまでに高騰している。英『The Sun』によると、今この試合のチケットを手に入れたいのであれば、二次販売されているものを1000ポンド(約16万3000円)以上で購入しなければならないという。

そして、スタジアムの下層席の中には1枚5万3000ポンド(約866万円)で売りに出されているものもあるとのこと。同メディアは、通常であれば最も高価なセンターアッパーのチケットでも131ポンド(約2万1400円)で買えると指摘している。

この状況に対し、「自分のチームが2位になるために大金を払う人もいるだろう」「マン・シティがトロフィーを掲げる様子を大画面で観るために?」などとジョークを言っている他のチームのファンもいるというが、意を決して貯金を切り崩したアーセナルファンにそんなつもりは一切ないだろう。

アーセナルはまだリヴァプール、シティ、チェルシーなどといった強敵との試合も残しているが、無理をしたファンのためにも、なんとかウルブズ戦までは優勝の可能性を残しておいてほしいところだ。