ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-の小型フルデジタルプリメインアンプ「D302J++」を3月31日に発売する。価格は11,330円。カラーはブラックとシルバーの2色。電源のACアダプターは別売で、電圧DC12V/容量2A以上を推奨している。

D302J++。左からブラック、シルバー

前面

「高級オーディオに負けない音質」をコンセプトとし、同社の小型プリメインアンプ「D302J+」(2016年発売)をベースに、USBレシーバーICを新しい世代へと更新。SAVITECH製BRAVO-HD「SA9123L」を採用して、USB入力の対応サンプリングレートを最大192kHz/24bitに引き上げた(従来は96kHz/24bitまで)。

さらにSTMicroelectronics製「STA369BW」を搭載し、入力からアンプICまでをフルデジタル化。音の劣化を最小限に抑え、デジタルアンプのメリットを最大限に引き出すという。“高級機の音質に匹敵する聴き味”になるよう、使用パーツも吟味して回路設計を改善しており、「従来のフルデジタルアンプとは別格の高音質」を追求した。

本体内部の基板と各部の構成

USB-B、光、同軸の3つのデジタル入力と、アナログRCA入力の計4系統を備え、テレビやCDプレーヤー、PCなど複数の機器と接続して、フロントの入力セレクトボタンで切り替えて使える。オーディオレシーバーICはCirrus Logic「CS8422」、ADコンバーターICはTI(テキサス・インスツルメンツ)のバーブラウン「PCM1808」。

背面

最大出力は最大15W×2ch(電源入力12V・4Ω時)。トーンコントロール機能やミュート機能も備える。スピーカー出力端子はバナナプラグ対応の金メッキ仕様で、対応スピーカーは4Ω〜16Ω。3.5mmステレオミニのヘッドホン出力も装備する。ヘッドホン回路のオペアンプはTIの「NE5532」。本体サイズは133×108×33mm(幅×奥行き×高さ、突起部除く)、重さは410g。ACアダプター(DC12V)は別売。

USB接続時の対応OSは、Windows 2000/XP/Vista/7/8(8.1)/10/11、MacOS 9.1/X以降。Windows 10以降とmacOSではOS標準ドライバで動作するが、上記以前のWindows OSで利用する場合はドライバのインストールが必要。なお、USB Audio Class 2.0で動作するには、Windows 10 Creators Update(バージョン1703 ビルド15063)以降や、Mac OS X 10.6.4以降が必要となる。